ミシェル・ロドリゲス、人種差別発言のリーアム・ニーソンを擁護

2019年2月17日 10:00

ミシェル・ロドリゲス
ミシェル・ロドリゲス

[映画.com ニュース] 人種差別発言で物議を醸しているリーアム・ニーソンを、スティーブ・マックイーン監督による犯罪スリラー「妻たちの落とし前」でニーソンと共演した女優ミシェル・ロドリゲスが擁護した。

ニーソンは、2月4日(現地時間)付の英インディペンデント紙に掲載されたインタビューのなかで、過去に友人の女性がレイプされた際、犯人が黒人だったと聞き報復を試みたというショッキングなエピソードを告白。「こん棒を手に、夜な夜な街中を歩き回ったよ。誰かがけんかを吹っかけてきやしないかと……。どこかのパブから黒人が出てきて、因縁でもつけてこないかと願いながらね。そうしたら、そいつを殺してやるつもりだった」と明かしたうえで、「いま思えば本当に、本当に恐ろしいことをやっていた」と悔恨したものの、人種差別主義者だとして猛批判を浴びていた。

米ニューヨークで開かれたamfAR(米国エイズ研究財団)のチャリティイベントに出席したロドリゲスは6日、レッドカーペットでの取材中、この件についてコメントを求めた米バニティ・フェア誌の記者に対し、「ちょっとあなた、『妻たちの落とし前』見た? ビオラ・デイビスとのあの熱烈なキスシーンを見れば、リーアムが人種差別主義者じゃないとわかるはずよ。どれだけ演技が上手かろうが、もし本当に差別主義者だとしたら、憎悪する人種を相手にあんなディープキスなんて出来るわけがない」と熱弁。「そんなたわ言、無視しなさい。リーアムは人種差別主義者じゃないし、優しくて愛にあふれた人。その事実以外は、全部デタラメよ」と憤慨した様子で一蹴した。

一方で5日(現地時間)、米ABCの情報番組「グッド・モーニング・アメリカ」に出演したニーソンは、「(レイプ被害にあった)友人が犯人を白人と特定していたとしても、同じように怒りを覚え、同じことをしていたと思う」と問題の発言について釈明。さらに、「正気に戻ったとき、根源的な衝動から自分がとった行動に心底驚き、ショックを受けたよ。暴力はさらなる暴力を、偏見はさらなる偏見を生むだけ」と自身が差別主義者ではないことを改めて主張した。

同日行われた最新主演作「Cold Pursuit(原題)」のニューヨークプレミアでは、事態を重くみた配給元の米ライオンズゲートが、レッドカーペットをはじめとする全取材をキャンセルするなど、騒ぎの余波はしばらく続きそうだ。

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