「カメ止め」上田慎一郎監督さぬき凱旋、「次回作の出演者15人に絞った」
2019年2月11日 18:40

[映画.com ニュース] 「さぬき映画祭2019」で2月11日、「カメラを止めるな!」と劇中内映画の短編「ONE CUT OF THE DEAD」GoProバージョンが香川・高松のかがわ国際会議場で特別上映され、上田慎一郎監督、妻のふくだみゆき監督が登壇した。上田監督は昨年、「カメ止め」を引っさげ同映画祭に参加しており、大ヒットを受けての凱旋となった。
上田監督夫妻はウエアラブルカメラのGoProで撮影した「ONE CUT OF THE DEAD」バージョンを上映しながら、撮影の裏話を披露。冒頭37分間流れる劇中内映画にはエンドロールが流れるが、「海外ではエンドロールを見る習慣があるので、出ていってしまうことがあって、必死に止めたこともありました。DVDや配信だったら、画面を止められてしまうこともあるので、映画という形態でよかったと思う」などと話した。
イベント後、単独取材に応じた上田監督は怒涛の1年を振り返り、「もう1年経ったんだなと、ちょっとびっくりしましたね。去年は『カメラを止めるな!』のことを知っている人がほとんどいなかったので、必死で営業していましたが、こういった形でまた帰ってくることができて、本当にうれしいです。状況が180度どころじゃないくらい変わりました」と笑みを浮かべる。
今回のさぬき映画祭では、「カメ止め」の上映だけではなく、「上田慎一郎・ふくだみゆきレトロスペクティブ」と題して、過去作を一挙上映。「もう僕の監督作がほとんど上映され、妻の作品も上映していただける。こんなに光栄なことはありません」。「カメ止め」の上映後のロビーでも、ファンが長い行列を作る場面も。観客一人ひとりのリクエストに丁寧に応じ、おなじみのゾンビポーズや「ポン」ポーズを取り、サインも書いた。
松竹ブロードキャスティングで製作する次回作については「昨日、映画祭の交流会が終わってから、ホテルの部屋で最終選考しました。約1500通の応募があって、そこからオーデションを経て、15人に絞りました。だから、全員が100人に1人を選んだという形です。今後は15人のメンバーとワークショップを重ねながら、脚本を当て書きしていくつもりです。撮影は5月頭を目指しています」と明かしてくれた。
「カメ止め」は昨年6月公開から数えて234日目。ブルーレイ&DVDも発売中だが、全国の映画館での上映も続いている。また、3月8日には日本テレビの「金曜ロードSHOW!」でテレビ初放送される。
「さぬき映画祭」は11日まで開催。
Amazonで関連商品を見る
関連ニュース






【横浜フランス映画祭2025】ミシェル・アザナビシウス監督が語る、初のアニメーション映画制作秘話 ジャン=ルイ・トランティニャンがナレーションで最後の仕事
2025年3月24日 11:00
映画.com注目特集をチェック

映画「F1(R) エフワン」
【語れば語るほど、より“傑作”になっていく】上がりきったハードルを超えてきた…胸アツをこえて胸炎上
提供:ワーナー・ブラザース映画

たった1秒のシーンが爆発的に話題になった映画
【この夏、絶対に観るやつ】全世界が瞬時に“観るリスト”に入れた…魅力を徹底検証!
提供:ワーナー・ブラザース映画

でっちあげ 殺人教師と呼ばれた男
【あり得ないほど素晴らしい一作】この映画は心を撃ち抜く。刺すような冷たさと、雷のような感動で。
提供:東映

186億円の自腹で製作した狂気の一作
【100年後まで語り継がれるはず】この映画体験、生涯に一度あるかないか…
提供:ハーク、松竹

なんだこの映画は!?
【異常な超高評価】観たくて観たくて仕方なかった“悪魔的超ヒット作”ついに日本上陸!
提供:ワーナー・ブラザース映画

すさまじい映画だった――
【あまりにも早すぎる超最速レビュー】全身で感じる、圧倒的熱量の体験。
提供:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント

“生涯ベスト”の絶賛!
「愛しくて涙が止まらない」…笑って泣いて前を向く、最高のエール贈る極上作【1人でも多くの人へ】
提供:KDDI

究極・至高の“昭和の角川映画”傑作選!
「野獣死すべし」「探偵物語」「人間の証明」…傑作を一挙大放出!(提供:BS10 スターチャンネル)