萬斎主演「七つの会議」興収20億突破確実の出足!原作・池井戸潤からは絶賛の手紙
2019年2月1日 19:40

[映画.com ニュース] 人気作家・池井戸潤氏の企業犯罪小説を映画化した「七つの会議」が2月1日、全国329スクリーンで公開初日を迎え、主演の野村萬斎をはじめ共演の香川照之、及川光博、片岡愛之助、朝倉あき、吉田羊、北大路欣也、メガホンをとった福澤克雄監督が東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズでの舞台挨拶に出席した。
配給の東宝によると、午後3時時点のメーターで「コーヒーが冷めないうちに」(興行収入15億円)対比247%を記録したことから、興収20億円突破が確実の大ヒットスタートを切ったと発表。主人公・八角役の萬斎は「池井戸先生と福澤監督はゴールデンコンビ。そのファンがね、目が肥えているから(比較されたらと)緊張していました。良いお知らせが来ているようで、ホッとしています」と胸をなでおろし、「作品としての拍手をたくさん頂いていて、いいなあ、やって良かった! 正義とはなにか。個人のつながりではなく、日本企業のあり方を含めた問題提起になった」と手応えのほどをにじませた。
さらにサラリーマン役に初挑戦した萬斎に、「次に演じたい役は?」との質問が。「ぐうたらでない役がいいかな」と笑い、「悪役めいた……そうですね、スナイパーをやっていほしいと、よくリクエストいただく。現代版忍びのようなものですかね」と語った。これに及川は「ちょっとかっこよすぎて、意外性がないかな」と異議を唱え、「宇宙人とかどうですか? ピンポン玉みたいな触覚が生えているタイプの。萬斎さんは、まとっているオーラが一般的でないから」と大胆に提案した。
香川は「弱いフェンシング部を立て直す、フェンシング選手っていうのはどうでしょう」と語りかける。「(マスクで)ほとんど顔見えないですけど。部を立て直すからには、恋愛も入るようなドタバタコメディですが、いいですか?」と付け加えられ、萬斎は「女子が多いといいですね」と満更でもない様子だ。2人が盛り上がりを見せると、及川がカットインし「フェンシングのお面をとったら宇宙人っていうのはどうですか?」とユニークなアイデアを出していた。
また、原作・池井戸氏からサプライズの手紙が寄せられた。「映画の八角、この姿は原作のイメージとはかけ離れたもので、きっと満載さんは小説を読んでいないに違いないと、勝手に決めつけておりました(笑)。ところが先日、萬斎さんとの対談で、原作をしっかり読み込んで臨まれたと聞き、本当に驚きました。原作を知ったうえであのような八角像を作り上げたのは、天賦の才能以外の何物でもありません。演者としての間口の広さ、奥深さに、大きな感銘を受けました。萬斎さんが作り上げた八角は小説と映画の垣根を越え、間違いなく主人公となりました」と読み上げられ、神妙に聞き入っていた萬斎は「身に余るお褒めの言葉。恐縮至極でございます。周りの皆さんが助けてくださった」とニッコリ。続けて「演じるうえでは、変なやつが第一次形態、第二次形態と変わっていく……、ゴジラじゃないですけど(笑)、それを心がけたつもりです」と、気恥ずかしそうに話していた。
(C)2019映画「七つの会議」製作委員会
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