歴史改変小説「プロット・アゲンスト・アメリカ」がミニシリーズ化
2018年11月18日 16:00
[映画.com ニュース] 米有料チャンネルのHBOが、米文学界の巨匠フィリップ・ロスの小説「プロット・アゲンスト・アメリカ もしもアメリカが…」(原題:The Plot Against America)をミニシリーズとしてドラマ化することになったと、米バラエティが報じている。
同作は、1940年の米大統領選で現職のルーズベルト大統領が破れ、ナチスに支援されたチャールズ・リンドバーグが勝利するという、架空の歴史を描く歴史改変小説。ヨーロッパをドイツが支配し、アメリカ国内でユダヤ人狩りが始まる世界を、差別にさらされる7歳の少年の視点から描かる。
ドラマ化を手がけるのは、米刑事ドラマの金字塔との呼び声が高い「THE WIRE/ザ・ワイヤー」(2002~08)の企画・制作総指揮として知られるデビッド・サイモン。全6話のミニシリーズとしてドラマ化され、サイモンは「THE WIRE/ザ・ワイヤー」でもタッグを組んだエド・バーンズと共同で脚本を執筆することになる。
サイモンは、「ジェネレーション・キル 兵士たちのイラク戦争」「HERO 野望の代償」「DEUCE/ポルノストリート in NY」といった野心的なドラマの企画・制作総指揮を手がけており、いずれも米HBOで放送されている。