石原軍団・金児憲史&神田穣、プロレスデビューで大奮闘「一皮むけた」
2018年11月4日 00:00
[映画.com ニュース] 石原プロモーション所属の俳優・金児憲史と神田穣が11月3日、東京・後楽園ホールで開催された全日本プロレス「Lucha Festa Tour 2018」に参戦し、プロレスデビューを飾った。
2人は、100円レンタカーなどを展開する「カーベル」のCMに出演。同社社長で覆面レスラーでもあるカーベル伊藤が、石原プロNo.1の肉体派の金児と、20歳から柔術など格闘技を習っている神田に白羽の矢を立てた。
10月から全日の道場に通い、急ピッチで受け身などの練習を積み基礎から体づくりを敢行。金児は迷彩パンツ、神田はでん部に「石原軍団」と書かれた白のショートタイツで格闘技の聖地に立ち、佐野直、原学、大久保一樹との6人タッグ戦に臨んだ。
先陣を切った伊藤のタッチを受けて、先にリングインしたのは神田。持ち前の俊敏な動きで、原を相手に関節を取り合う白熱した攻防を見せ、「やってやろうと決めていた」という棚橋弘至が得意とする空中技スリングブレイドも成功。キックを受け止めてから体を巻き込んでヒールホールドを決め、あわやギブアップを奪うほどの奮闘を見せた。
後輩のピンチにカットに入り、その後大久保と対じした金児ものっけからエンジン全開。蹴りや張り手を食らうたびに雄叫びを上げて対抗し、ジャンピングしてのひざ蹴り3連発で相手を倒すと、ブレーンバスターからギロチンドロップと流れるような攻撃で沸かせた。
3人での連携攻撃も見せたが、結果は12分24秒、伊藤がマスクをはがされ不本意な反則勝ち。その後の乱闘にも参加して石原軍団の存在感をアピールし、会場もエキシビションとは思えないリアルファイトに大興奮となった。
金児は試合後、「痛いです。マットもロープも痛いので勇気を試される場所だったけれど、一皮むけたような気がします」と充実の表情。佐野が乱入し「おまえら、次はリングから生きて降ろさねえぞ」と挑発したが、「まあ、俳優なんでね。折り合いがつけば。そのためにはちゃんと体をつくらなければいけない」とやる気をのぞかせた。
そして、「裕次郎さんも『おまえら、よくやるな』と笑っていただいていると思う」と照れ笑い。一方の神田は、「興奮しすぎて記憶があいまい。あこがれの場所だったので、すごく楽しかった」と満足げな笑顔で話した。