言論弾圧の実態を告発した韓国ドキュメンタリー「共犯者たち」予告編
2018年10月21日 09:00

[映画.com ニュース]イ・ミョンバク(李明博)とパク・クネ(朴槿恵)政権の約9年間にわたる言論弾圧の実態を告発した韓国製ドキュメンタリー「共犯者たち」の公開が12月1日に決定、このほど予告編が披露された。
公営放送局MBCを不当解雇されたチェ・スンホ監督と非営利独立メディア「ニュース打破」取材班が、マスメディアを掌握し国を壊した「主犯」と、権力に迎合して韓国の報道を骨抜きにした「共犯者たち」の実態を暴く。
2008年、米国産牛肉BSE問題などの報道によって国民の支持を失いかけたイ・ミョンバク政権は、公共放送局KBSや公営放送局MBCをターゲットに、メディアへの露骨な介入を開始。政権に批判的な経営陣は排除され、調査報道チームは解散、記者たちは非制作部門へと追いやられた。両局の労働組合はストライキで対抗したものの、政権が送り込んだ新たな経営陣は解雇や懲戒処分を繰り返し、検察も容赦なくストを弾圧。両局は政府発表を報じるだけの「広報機関」となったが、それでもあきらめないジャーナリストたちを追った。
本作を一足早く鑑賞した阪本順治監督は、「社会派ドキュメンタリーは敷居が高いと思っている方がいれば、言いたい。これは至極のエンターテインメントである。泣けるし、笑えるし、最後には、自分たちの国に置き換えざるをえなくなる」とコメントを寄せている。
「共犯者たち」は、12月1日東京・ポレポレ東中野ほか全国順次公開。
(C)KCIJ Newstapa
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