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藤野涼子が新選組を愛した妖艶な芸妓に! 浅田次郎原作の「輪違屋糸里」映画化

2018年10月5日 08:00

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初々しくも妖艶な芸妓を演じた藤野涼子
初々しくも妖艶な芸妓を演じた藤野涼子
(C)2018銀幕維新の会/「輪違屋糸里」 製作委員会

[映画.com ニュース] 若手女優の藤野涼子が、浅田次郎氏の小説を映画化した「輪違屋糸里(わちがいやいとさと) 京女たちの幕末」で、時代劇映画に初主演することがわかった。あわせて公開された場面写真には、藤野の艶やかな芸妓姿が切り取られている。

壬生義士伝」に続き、浅田氏が新選組を題材にするのは今作で2度目となる。世の中が大きく変わろうとしていた幕末、大義をもって都を守り、そして恐れられた新選組。局長として名を馳せた近藤勇と芹澤鴨の対立が深まる時代に、新選組の志士たちを愛した女性3人の視点で、芹澤暗殺の謎が解き明かされる。

新選組副長の土方歳三に淡い恋心を寄せる糸里を演じるのは、「ソロモンの偽証」2部作で第39回日本アカデミー賞新人賞を受賞した藤野。16歳の頃に撮影された今作を「時代劇も恋愛劇もやらせて頂いたことがなく今回が初めてで、それに京訛りがあり、私の中でこの映画はとてもチャレンジングな作品でした」と振り返る。

撮影の裏側について「撮影を始める前に加島幹也監督と糸里の思いについて1日中話し合ったり、役の中の土方歳三は糸里の心をズタズタにしますが、撮影の間に(土方役の)溝端淳平さんと歌を歌ったりしていました」と明かし、「新選組の迫力ある殺陣さばきや、芸妓や太夫の三味線、踊りなども必見です!」と作品の多彩な魅力を伝えた。

土方役を溝端淳平が務めるほか、糸里と親しい「桔梗屋」の芸妓・吉栄に松井玲奈、芹沢の腹心で吉栄と恋仲となる平山五郎に佐藤隆太が扮する。また芹澤を塚本高史、その愛人・お梅を田畑智子が熱演。さらに新妻聖子榎木孝明石濱朗らが脇を固める。メガホンをとるのは、ドラマシリーズ「鬼平犯科帳」で知られる加島幹也監督だ。

輪違屋糸里 京女たちの幕末」は、12月15日から東京・有楽町スバル座ほか全国で順次公開。

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