怒声とパワハラのオンパレード!野村萬斎×池井戸潤「七つの会議」ポスター&予告完成
2018年9月13日 04:00
[映画.com ニュース] 人気作家・池井戸潤氏の企業犯罪小説を映画化し、狂言師で俳優の野村萬斎がサラリーマン役に初挑戦する「七つの会議」のティザーポスターと予告編が、このほど完成した。ビジュアルは「正義を、語れ。」というコピーとともに、萬斎扮する無精ヒゲの主人公が会議テーブルに立ち、ギロリとにらみつける様子を活写。映像は営業社員に対する「死にもの狂いで数字あげろ! 返事!」という怒声や、「あんたみたいなお荷物は、生きてる価値すらないんだよ」などのパワーハラスメントがのべつ幕なしに飛び交う、圧巻の内容となっている。
「陸王」「下町ロケット」「半沢直樹」などの原作で知られる池井戸氏の同名小説を、ドラマ版「下町ロケット」などの福澤克雄監督が映画化。中堅メーカー・東京建電の営業一課係長・八角(野村)は、その“ぐうたら社員”ぶりから営業部長・北川(香川照之)らには白い目で見られつつも、ほかの社員が猛烈に働くなか、ただひとり飄々と毎日をやり過ごしていた。
ある日、トップセールスマンの課長・坂戸(片岡愛之助)がパワハラで訴えられ、異動処分が下される。訴えた当事者は、部下である八角だった。万年二番手に甘んじてきた原島(及川光博)が新課長として着任するが、思うように成績を上げらず、次第に焦りを募らせていく。
サラリーマンの戦いと葛藤、そして秘密と闇を描く今作。池井戸作品初参加の萬斎のほか、香川、及川、愛之助、音尾琢真、立川談春、北大路欣也ら常連俳優が濃密な演技合戦を展開するほか、命を削って働く登場人物の姿を通じ、“働くことの正義”を問いかけていく。さらに、新キャストも発表。藤森慎吾(オリエンタルラジオ)、朝倉あき、岡田浩暉、木下ほうか、吉田羊、土屋太鳳、小泉孝太郎、溝端淳平、春風亭昇太、勝村政信、世良公則、鹿賀丈史、橋爪功が顔をそろえ、物語を重厚に支えていく。