タンゴ界の革命児、ピアソラのドキュメンタリーが公開
2018年9月11日 10:00

[映画.com ニュース]タンゴ界に革命を起こし、20世紀で最も偉大な作曲家の一人として知られるアストル・ピアソラ。2017年に没後25周年として製作されたドキュメンタリー「PIAZZOLLA THE YEARS OF THE SHARK(原題)」が邦題「ピアソラ 永遠のリベルタンゴ」として12月1日から公開される。
伝統的なタンゴを活かしながら、ジャズやクラシックなどまったく違うジャンルの音楽をあえて取り入れ、独自の“ヌエヴォ・タンゴ”(新しいタンゴ)というスタイルを編み出したピアソラ。映画は、自己最高の音楽形態と振り返る「ニュー・タンゴ・クインテット」時代の音楽をふんだんに使用し、“踊りのための伴奏音楽”といわれたタンゴを伴奏から主奏へ、脇役から主役へとその音楽を昇華させた、ピアソラの想像力の源と魅力に迫る。
息子ダニエル・ピアソラから見た“父、アストル”の生涯という視点で構成され、ピアソラ家の貴重なアーカイブと映像により、アーティストとして、父親として葛藤する音楽家の素顔も映し出している。
「ピアソラ 永遠のリベルタンゴ」は、12月1日からBunkamuraル・シネマ他全国順次公開。
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