「キミスイ」アニメ版公開 声優挑戦の高杉真宙が涙…
2018年9月1日 12:24

[映画.com ニュース]累計発行部数260万部を突破し、実写映画版も大ヒットを記録した住野よるの小説デビュー作をアニメ化した「君の膵臓をたべたい」初日舞台あいさつが9月1日に新宿バルト9で行われた。この日は高杉真宙、Lynn、藤井ゆきよ、内田雄馬、和久井映見、牛嶋新一郎監督も来場した。
本作主人公の「僕」を演じた高杉。本格的な声優業は本作が初ということもあって、初日を迎えた思いもひときわ強い様子。「いよいよ公開ができたんだなという感じがあって。声を録らせていただいてからあっという間だったなと。ここに立つことができてしあわせです」と晴れやかな顔を見せた。ヒロイン桜良役のLynnも「ドキドキしながらここに立っていますが、無事にこの日を迎えられた喜びでいっぱいです」と続けた。
以前から大のアニメ・マンガ好きを公言しているだけあって、「今は冷静に立っていますが、心の中ではめちゃくちゃ盛り上がっていて。今までにない感情や緊張もありますけど、どんどん素の僕が出てきそうなのを抑えています」と語る高杉。その心のうちは「ずっと叫べます。“大好きです!”という感じで。あまりはしゃぎすぎるとあれですけど、舞台あいさつでここまで変な気持ちになることはないですね。恥ずかしいです」と照れくさそうに付け加えた。

イベント中では、本作で印象的に登場した「真実と挑戦」ゲームを実施。「ステージ上の誰かをお姫様抱っこしてください」という「挑戦」の指令を受け、内田をお姫様抱っこすることにした高杉に大歓声。「いい力強さを感じました」という内田に対して、高杉も「(劇中で)こんな風に『僕』もお姫様抱っこをしていたんだなと思いました」としみじみ振り返った。
そんな大盛り上がりの舞台あいさつもいよいよ終盤。最後のあいさつを求められた高杉が「今日はありがとうございました。今回、この作品で『僕』という役に出会えて、演じることができてしあわせだなと思います。なかなか舞台あいさつで泣きそうになることはないので、我慢して話していますけど」と話していたが、その瞳からはみるみるうちに涙があふれてくる。しかし泣かないと決意していた高杉は、うつむきながら必死に涙をこらえるも、ついに涙腺は崩壊。それでもあふれる思いは抑えることができず、声を振り絞るように「本当に大好きな作品になりました。観る人が大好きになってくれたらいいなと思います」と最後のあいさつ。その姿にLynnも思わずもらい泣きをしていた。
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