吉岡里帆、人生の転機は滝田洋二郎作品「まだ呼ばれていない。いつか一緒に」
2018年7月9日 16:30

[映画.com ニュース] 女優の吉岡里帆が主演するフジテレビ系の連続ドラマ「健康で文化的な最低限度の生活」の制作発表が7月9日、都内のスタジオで行われた。
「週刊ビッグコミックスピリッツ」(小学館刊)で連載中の同名漫画のドラマ化。生活保護受給者を担当するケースワーカーとなった新人公務員・義経えみるを演じる吉岡は「シビアな内容ですが、明るく前向きな夏にピッタリのドラマ。熱量のある現場で、1つ1つのシーンの積み重ねで心に残る作品になるよう、自信を持っていきたい」と意欲を語った。
えみるの指導係となる先輩ケースワーカーの井浦新に対しては、「どこまでも真摯に向き合ってくださり、気遣ってくださるさりげない優しさが感じられる。1つの質問に1時間考えてちゃんとした答えを出してくださるのは素敵だなと思う」とゾッコンの様子。井浦も、「座長として何も心配していない。こちらもちょっと頼っています」と称えた。
吉岡との共演シーンが多い生活保護受給者役の遠藤憲一も、「吉岡ちゃんが、おっさんを励ましてくれる。幸せな毎日を送っています」と満足げ。だが、他の共演者からは頼りになる人として名前が挙がらず「普通は一番年上が頼られるはずなのに、俺らしいなと思う」と自ちょう気味に語り、笑わせた。
えみるは、ほかにも川栄李奈、山田裕貴ら同僚、先輩の田中圭らに支えられ成長していく。さまざまな転機を迎えるが、吉岡自身のターニングポイントについては「地元でバイトをしていた18歳の時、エキストラで出た映画の現場で滝田洋二郎監督に『この世界を目指してみれば』と声をかけられたこと」と断言。そして、「その一言がなかったら、挑戦しようとは思わなかった。でも、まだ呼んでいただいていないので、滝田監督といつかご一緒したい」と夢をはせた。
井浦も俳優デビューしたことを挙げ、「思ってもいない世界に入って、人生がガラッと変わった。大きな奇跡で、今この仕事をしていなければと思うと寒気がする」と苦笑。遠藤が「10数年前、嫌がる女房に3年かけてお願いしマネジャーになってもらったこと。人生が激変して、感謝しています」と感動エピソードを明かすと、共演者からは感嘆の声がもれていた。
「健康で文化的な最低限度の生活」は7月17日スタート、毎週火曜午後9時から放送される。
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