変わりゆくブータンの“家族の在り方”を映したドキュメンタリー予告
2018年7月8日 07:00

[映画.com ニュース] 変わりゆく社会で、世代間ギャップ、個人の選択、性同一性など“家族の在り方”を映した、ブータンのドキュメンタリー「ゲンボとタシの夢見るブータン」の予告編が公開された。
映画は、ブータンで先祖代々によって引き継がれてきた寺院を持つ一家を捉えた作品。子供達が将来苦労することなく生きていけることを願う親と、自分たちらしい選択を模索する思春期の子供たちという、どの世界にもある普遍的な家族の心理を映し出す。ブータン人のアルム・バッタライと、ハンガリー人のドロッチャ・ズルボーが監督を務め、ブータン人作家によるドキュメンタリーとして、世界で初めて劇場公開される。
予告編では、民族衣装を着た教員が英語で自国の急速な近代化を誇らしく思うよう子供に教育をするシーンや、長男を出家させ家族の寺院を継がせたいと思う父親に対し、英語教育を受けさせ、海外の観光客に英語でお寺の説明をすることの方が大切だと主張する母親の姿が映し出され、近代化に直面するブータンが迫られている状況を示唆する。
本作を一足早く鑑賞した解剖学者の養老孟司氏は「ネットを典型として変わりゆく社会、その中での父と子、性同一性、個人の選択、こうした人生の普遍的な問題を、ブータンの風土を背景に上手に描いています。強いて結論を出さない、とても気持ちのいい映画です。日本人が百年以上前に、良かれ悪しかれ通過した時代を、アジアの国々がいま通っているという気がします。ではわれわれは真摯に過去に向き合ってきたか。それをあらためて考えさせる作品でもあります」というコメントを寄せている。
「ゲンボとタシの夢見るブータン」は8月18日から、ポレポレ東中野ほか全国で公開。
(C)ECLIPSEFILM / SOUND PICTURES / KRO-NCRV
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