米テレビドラマに登場するヒスパニック系キャラの半数が犯罪者!?
2018年7月3日 13:00

[映画.com ニュース] トランプ大統領による移民政策がアメリカで論争を呼ぶなかで、米ドラマに登場する中南米系移民の過半数が犯罪者として描かれていることが明らかになった。ハリウッド・レポーター紙が報じている。
ピューリッツアー賞受賞記者であるホセ・アントニオ・バルガスが立ち上げた非営利団体Define Americaはこのほど、ハリウッドの脚本家、監督、プロデューサー向けに「Immigrants and Immigration: A Guide for Entertainment Professionals(移民と入国:エンタテインメント業界のプロフェッショナルに向けたガイド)」と題した冊子を作成。2014年4月~16年6月に放送された米人気ドラマ40本を対象に調査したところ、中南米系の移民の半数以上、そして中東系移民の4分の1が犯罪者として描写されていたという。
メディアによる偏向したイメージが世論に与える影響は計り知れないため、Define Americaはハリウッドがより正確に移民を描写するよう資料を作成したという。なお、冊子には移民に関するデータとともに、移民を描く際にはコミュニティにアプローチすること、専門家の意見を仰ぐこと、従来の恐怖を煽る物語のパターンから離脱することなどを薦めている。
現在、「ロズウェル 星の恋人たち」と「サンフランシスコの空の下」のリブート版が準備されており、いずれも移民のキャラクターが登場予定。また、「ジェーン・ザ・バージン」主演のジーナ・ロドリゲスが企画中の医療ドラマ「Have Mercy」は、不法移民の医師が主人公であるなど、移民を取り入れたドラマが数多く準備中であるだけに、クリエイターたちはこれまで以上に慎重に対応する必要がありそうだ。
関連ニュース






映画.com注目特集をチェック

ファンファーレ!ふたつの音
【本作、良い映画ではないです。最高に良い映画です】“ほっこり系”と油断してた…感情が持ってかれた
提供:松竹

これ観てない人、マジもったいない!!
【夏に観逃したという人へ…】まだ間に合う!むしろ今こそ映画館へ【知れば絶対に観たくなる7の事実】
提供:東宝東和

4歳の息子が誘拐された。
【しかし、誘拐犯が死体で見つかった】警察は息子に疑いを向ける…衝撃の極限ヒューマンサスペンス
提供:東映

なんだこれ!?!? 絶対に観る。
【個人的・下半期で最も観たい映画No.1】“ダメ男”が、強烈変態異常者に追われます…
提供:ワーナー・ブラザース映画

宝島
【超異例の「宝島」現象】こんなにも早く、心の底から“観てほしい”と感じた映画は初めてかもしれない。
提供:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント