「つくもがみ貸します」片岡愛之助がナレーション 主題歌にMIYAVI、シシド・カフカ、倉木麻衣
2018年6月21日 15:30
[映画.com ニュース] テレビアニメ「つくもがみ貸します」の追加キャストが発表された。奈良徹、仲野裕、平川大輔、明坂聡美、井口裕香らが、年月を経て魂を宿した道具“つくもがみ”を演じるほか、歌舞伎役者の片岡愛之助がテレビアニメのナレーションに初挑戦する。
同作は、畠中恵氏の小説「つくもがみ」シリーズ(KADOKAWA刊)が原作。江戸時代の深川を舞台に、日用品から美術品まで、さまざまな品を貸し出す「出雲屋」を営むお紅と清次が、つくもがみたちの力を借りながら、町で起こる騒動を解決していく人情物語だ。
奈良は、コウモリの形をした根付に宿るつくもがみで、とある理由から人間に厳しい野鉄役を担当。仲野は満月が描かれたかけ軸で、プライドの高い月夜見(つくよみ)、平川は美しい芸者の持ち物だったキセルの五位、明坂は出雲屋の道具の中でも特に高価なものとされる姫人形のお姫、井口はうさぎの柄の櫛(くし)で、おしゃべりなうさぎを演じる。各キャラクターは、新たに公開されたキービジュアルにも、主人公の清次、お紅、佐太郎たちとともに、その姿が描かれている。
また、主題歌アーティストも発表された。世界的ギタリストで俳優としてハリウッド映画にも出演するMIYAVIと、メキシコ出身のドラマー歌手でモデルや女優としても活躍するシシド・カフカが、「MIYAVI vs シシド・カフカ」としてオープニング主題歌を担当。さらに、「名探偵コナン」の主題歌などでも知られる倉木麻衣が、エンディング主題歌を手がける。
MIYAVIは「日本独特の価値観である奥ゆかしさや慎ましさなど、この作品が伝えようとしていることと、どう寄りそえるか思案して作らせていただきました。妖となった古道具たち“つくもがみ”その世界観とともに楽しんでもらえればと思います」とコメント。倉木は「今作は、江戸を舞台に繰り広げられる恋あり涙ありそして妖怪あり(笑)のお話しということで、その時代にタイムスリップするような情景をイメージしながら制作しました。どんな世界観の歌詞にするか考えている時に、真剣に耳を澄ますと私にも“つくもがみ”が良いフレーズを囁(ささや)いてくれないかなぁ、なんて期待しながら歌詞を制作しました。これから毎週拝見するのが楽しみです!」と楽曲制作の舞台裏を明かした。
さらに、同作の放送スケジュールも発表された。7月22日深夜12時10分から、NHK総合テレビでスタートする。
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