第91回アカデミー賞授賞式の日程が決定 長編ドキュは劇場未公開でも対象に
2018年4月25日 20:00

[映画.com ニュース] アカデミー賞を主催する映画芸術科学アカデミーが、第91回アカデミー賞授賞式を2019年2月24日(現地時間)に実施すると発表した。
今年は平昌オリンピックの閉会式と重ならないよう、例年の2月最終日曜日より1週間遅い3月4日に開催されたが、来年は従来の日程に戻る。ノミネート発表は19年1月22日、最終投票の受付は2月12~19日(いずれも現地時間)。司会者、および授賞式中継のプロデューサーは未定だ。
また、映画芸術科学アカデミーは、新ルールとキャンペーン規則も発表。長編ドキュメンタリー賞、作曲賞、主題歌賞、視覚効果賞などで大幅なルール変更が見られた。
長編ドキュメンタリー賞では、これまでロサンゼルスの劇場で1週間以上の上映が必須条件だったが、次回はアカデミーが認定した映画祭のコンペティション部門の賞を受賞した作品も選考対象となる。そのため、Netflixをはじめとした動画配信サービスや、米HBOといった放送局にも受賞のチャンスが増えると米バラエティでは報じている。対象となる映画祭と賞は今春中に発表されるという。そのほか、従来どおり1週間の劇場公開に加え、指定の媒体に掲載された映画評論家によるレビューがあれば、ノミネート資格を有する。
作曲賞・主題歌賞でも、次回はショートリスト(ノミネート対象作リスト)が発表されることになった。第1段階で各賞15タイトルが選出され、その後、最終候補5タイトルに絞られる。どちらの投票も、投票者が優先順位をつけていく選好投票が採用される。11月15日までに作品、あるいは楽曲を含む本編映像の一部を提出しなければならないため、12月公開で未完成の作品は不利になる可能性があると、米IndieWireでは指摘している。
視覚効果賞では、これまでロサンゼルスで開催されるプレゼンテーションでしか投票できなかったのが、プレゼンテーションをオンラインやサテライト上映会で視聴した後にオンライン投票が可能になった。結果、より多くの会員の意見が反映されることになる。
また、ノミネーション発表後のQ&A付き上映会は、全部門4回までの制限が設けられた。長編ドキュメンタリー部門と外国語映画部門ではこれまで6回まで許可されていたのが統一された形だ。その他、長編アニメーション部門と長編ドキュメンタリー部門ではプロデューサーを1人しかクレジットできなかったが、作品賞と同様、複数人の指定が可能となる。映画界最高峰の名誉であるアカデミー賞、このたびのルール変更が賞レースにどのように影響するのか、有力作品の動向に注目だ。
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