第10回沖縄国際映画祭閉幕!大崎洋実行委員長「沖縄に寄り添って、一歩一歩前に」
2018年4月22日 21:25

[映画.com ニュース] 沖縄県で開催中の「島ぜんぶでおーきな祭 第10回沖縄国際映画祭」のクロージングセレモニーが4月22日、那覇・よしもと沖縄花月で行われた。司会を務めたお笑いコンビ「ガレッジセール」のゴリと川田広樹は、2019年に第11回を開催することを発表した。
同映画祭実行委員会の大崎洋実行委員長は、10周年の節目となった今回の映画祭を振り返り、「10年目、やっとはじめの一歩かなと今日思いました。ありがとうございます」と感謝の意を示した。今年は雨天のため急きょ室内でのセレモニーとなったが、「私は雨が大好きです。雨が降ってくると見える景色が雨でひとつになる。おじいやおばあの顔も、子どもたちの笑顔も、海も山も、古いお家も新しいビルもみんなひとつにしてくれる」と前向きに挨拶。「ずっと映画祭を続けて、僕たちも沖縄に寄り添って、ひとつになって一歩一歩前に進んでいこうと思いますので、これからもどうかよろしくお願いお願いいたします」と頭を下げた。
また、各賞の受賞作品も発表された。次世代を担う映像作家の発掘と支援を目的とした、クリエイターズ・ファクトリー2018 U-25映像コンペティション部門のグランプリは、22歳の宮嶋風花監督作「親知らず」が戴冠。同部門の審査委員長を務めた映画監督の中江裕司は、「観客の心を捉えた最大の理由は、社会的弱者、マイノリティに対する監督の圧倒的な愛情。それをわかりづらい方法論で撮っているが、観客は緊張感のなかで魅了されていた。希有な作品」と評価した。審査員特別賞には、西口洸監督の「EDあるいは(君がもたらす予期せぬ勃起)」が輝いた。
今回新設された「おーきな観客賞」は、特別上映作品の塚本連平監督作「レオン」が受賞。プレゼンターを務めた黒木メイサからトロフィーを渡された主演の知英は、「すごく嬉しい。映画祭に参加するのも、賞をもらうのも初めて。何よりもお客さまが直接選んでくださった賞なので、本当に心から感謝しています」と喜びを語った。「おーきな観客賞」外国語映画部門は、特別招待作品のトウ・シュンケツ監督作「蕭何、月下に韓信を追う」が受賞した。
さらに、「JIMOT CM REPUBLIC」の全国46都道府県部門は「便利さよりも、安心を」(京都・京丹後市)、沖縄41市町村部門は「プロポーズ」(与那原町)、海外部門は「ネパールの子どもたちと学校」(ネパール)がグランプリに輝いた。
「島ぜんぶでおーきな祭 第11回沖縄国際映画祭」は、19年4月18~21日に開催予定。
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