松坂桃李、巨大スクリーン前での「娼年」舞台挨拶は「一種のプレイ」
2018年4月7日 16:46

[映画.com ニュース] 第126回直木賞候補となった石田衣良氏の小説を映画化した「娼年」の公開記念舞台挨拶が4月7日、東京・TOHOシネマズ日比谷で行われ、主演の松坂桃李、共演の真飛聖、冨手麻妙、猪塚健太、桜井ユキ、馬渕英里何、メガホンをとった三浦大輔監督が登壇した。
4月6日に全国73館で封切られた本作は、無気力な毎日を送っていた大学生・森中領(松坂)が、会員制ボーイズクラブのオーナー、御堂静香(真飛)に見出され、“娼夫リョウ”として女性たちの欲望と向き合っていくさまを描く。上映後の舞台挨拶が行われたのは、TOHOシネマズ日比谷が誇る「TOHOシネマズ プレミアム シアター」(1番スクリーン)。TOHOシネマズ独自規格による巨大スクリーン「TCX」での披露となったため、松坂は「この舞台挨拶は上映前の方がいいなって言ってたんです。こんなデカいスクリーンで……。ご覧になった皆様の前に、服を着て出る。(観客の視線は)一種のプレイみたいなもの(笑)。いたたまれないです」と茶目っ気たっぷりに話した。
2016年の舞台版でもタッグを組んだ三浦監督から、「舞台から考えると約2年。やっと『娼年』から解放されるね」と言葉を投げかけられた松坂は、「どの作品をやっていても、心の片隅に映画版『娼年』が迫ってくるなという思いがありましたからね」と感慨深げ。その言葉に同調した三浦監督は「松坂君と“共犯関係”を結んで、舞台からずっとやってきたことが、やっと今日完結できる」と胸中を吐露していた。
「濡れ場のシーンが多いんですけど、笑えるシーンは笑ってほしい」と観客にほほ笑みかけた松坂は、舞台版での日々を振り返った。「舞台の初日は様子をうかがっているような笑い。生でやっているのですぐにわかったんです。でも日を追うごとに、だんだんと爆笑、大爆笑となっていった。映画版でも我慢せずに笑って欲しいし、我慢せずに泣いてほしい」と思いの丈を述べると、「いま日本はセックスレスや不倫、性にまつわることで暗くなりがち」と前置きした冨手は、「きっとこの作品で日本自体が変わるんじゃないかと感じたんです。この映画は、いや、松坂桃李は世界を救うと思います!」と自信たっぷりにアピールしていた。
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