“同郷で同級生”の高良健吾&倉科カナ、熊本復興ドラマで初共演「縁ですよね」
2018年3月14日 16:00

[映画.com ニュース] 熊本県による復興支援ドラマ「ともにすすむ サロン屋台村」の上映会が3月14日、東京・渋谷のユーロライブで行われ、主演の高良健吾、共演の倉科カナ、ゆるキャラのくまモンらが舞台挨拶に出席した。
2016年4月に発生した熊本地震の風化を防ぎ、熊本県の魅力を発信する「熊本地震からの復興支援プロモーション」事業の第2弾。メンバー全員が同県出身者である人気バンド「WANIMA」が主題歌を務めたほか、同じく同県出身の高良&倉科が夫婦役で共演し、地震発生から2カ月で建設され、グルメや美容室などで活況を見せた「益城復興市場・屋台村」を描いた。
高良と倉科は、「同郷で同級生」という仲。しかし共演は意外にも今作が初だそうで、高良は「存在は知っているのに会ったことがなく、今回がはじめまして。その方と一緒に仕事できるのは嬉しい」とほほ笑み、「お互い高校生の時にこの仕事を始め、熊本と東京を行ったり来たりしていた。一緒に夫婦役で芝居できて、それは縁ですよね」としみじみ語る。倉科も「私も本当に嬉しくて」と同調し、「同志のように思っているのに、なかなか会えないもどかしさ(笑)。初めて共演できたのが熊本がつくるこの作品で、夫婦役で。すごく意味があるというか、とても嬉しかった」と思いを馳せた。
撮影は昨年12月には舞台である益城町で行われ、県民や仮設住宅の人々ら約100人のエキストラが協力。地震発生当時から故郷のため尽力し続ける高良は、「熊本から頂く仕事は、時間が許す限りやりたい。オファーは嬉しかったし、使命感というとちょっと格好良すぎますが、自分がやるべきだと思った」と信念をのぞかせる。次いで倉科は「テレビで高良さんが被災地を回られているのを見て、『私も一緒に連れて行って』と思っていました。でも自分では何も出来なくて、そのことに負い目を感じていて」と吐露しつつ、「こういった形でご協力できてとても嬉しい」と笑顔を見せた。
さらに高良は、神妙な面持ちを浮かべ「震災から2年近く経ちますが、こういう作品があるからこそ、まだまだ忘れちゃいけないことを再確認できる」と述べる。言葉をゆっくりと継ぎながら「熊本の方が、少しでも前に進むことが出来たら良いな、というのが自分のなかにあって。自分の今ある命を、本当に大切に、精一杯育てていくことが良いと思う。震災がありましたが、だからこそ改めて考え直すことができた。今を大切にしてほしいです」とメッセージを託した。倉科も、「東北も阪神淡路も熊本も、どんどん認識が風化していってしまう。まだまだ苦しんでいる方はいらっしゃると、皆さんにお伝えできたら。そしてタイトルのように、苦しいことやつらいことを、難しいけども昇華して糧にして、ともに前に歩んでいってほしいです」と真摯に呼びかけていた。
「ともにすすむ サロン屋台村」は、本日からユーロライブにて3日間限定で無料上映。Webでは公式サイト(http://tomoni-susumu.jp/)などで3月30日から公開され、テレビではBS-TBSで3月24日の午後5時、東京ケーブルネットワークで4月1~30日の毎朝10時に放送される。
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