男性スターもセクハラ被害でキャリアに打撃 ブレンダン・フレイザーが激白
2018年2月26日 18:00
[映画.com ニュース] 「ハムナプトラ」3部作などで知られるハリウッド俳優ブレンダン・フレイザーが、ゴールデングローブ賞を主催するハリウッド外国人記者協会(HFPA)の元会長フィリップ・バーグ氏からセクハラ行為を受けたことを告白。これを受け、HFPAが調査に乗り出した。
現在49歳のフレイザーは、主演を務めたアクションアドベンチャー「ハムナプトラ 失われた砂漠の都」(99)が大ヒットし、スターとして活躍が期待されたが、まもなく表舞台から姿を消した。近年はテレビドラマの出演をメインに活動しているが、このほどGQ誌のインタビューで、2003年の夏にHFPAが開いたランチ会食でバーグ氏からでん部を触られたことが、映画界を離れた原因のひとつだと激白した。
フレイザーは、「気分が悪くなった。小さな子どもになった気分だった。のどが詰まって、泣き出しそうだった」と述懐。妻には打ち明けたものの、「この出来事が自分の身の上話の一部になることを望まなかった」と公表を断念し、「人と関わりを持ちたくなくなり、ひきこもりがちになった」と明かした。また、現在勢いを増すセクハラ・性的加害撲滅運動について、「僕には言葉にする勇気がなかったことを、勇気を持って口にした人々の素晴らしいムーブメントを目にしている」と語った。
バーグ氏自身は2014年に出版した回顧録で、冗談でフレイザーの尻をつねったことは認めている。しかし、フレイザーの代理人から謝罪を求められたときは「悪いことは何もしていないが、『もし気分を害するようなことしたのであれば』、それは故意ではないと謝罪」といった趣旨の手紙で行為を否定。バーグは会長職を退いた現在もHFPAの会員であり、GQの取材に対し「フレイザー氏の見解はまったくもってでっち上げ」と反論したという。さらに今回の記事を受け、「セクシャルハラスメントや同記事で記述されているような行為に対し、断固として反対しています」とUS誌で声明を発表。「今回の報道では、我々が認知していなかった情報が含まれており、この件に関して調査を行っています」と、問題解決に向けた方針を明らかにしている。
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