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菜食主義者に転向したキャメロン監督、撮影クルー向けのケータリングも肉・魚抜き

2018年2月7日 08:00

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菜食主義者に転向したキャメロン監督
菜食主義者に転向したキャメロン監督
写真:Shutterstock/アフロ

[映画.com ニュース] 「アバター」の続編4作品を製作中のジェームズ・キャメロン監督が、同シリーズの製作スタッフ向けのケータリングのメニューから肉や魚を抜いていることが明らかになったと、Deadlineが報じている。

キャメロン監督は、サンダンス映画祭に出品された長編ドキュメンタリー映画「The Game Changers(原題)」の製作総指揮に名を連ねていることで知られる。同作は、植物性食品のみの食生活がスポーツ選手やボディビルダーにとって、いかにプラスの効果をもたらすかを描いている作品で、キャメロン監督の盟友アーノルド・シュワルツェネッガーも出演している。「ザ・コーブ」のルーイー・サイホイヨス監督がメガホンをとる同作に出資を決めたのは、キャメロン監督自身がビーガン(卵や乳製品を口にしない純粋菜食主義者)になったことに起因しているという。

「6年前に動物性食品をいっさい断ってから、一度も風邪をひいたことがないんだ」と、キャメロン監督は植物性食品がもたらすメリットを主張。「過去6年、鼻づまりもインフルエンザも喉の痛みもない。昨夏からサウンドステージでフルに働いているが、力がみなぎっている。もし63歳という年齢で動物性食品を食べていれば、こんなことにはならなかったはずだ」。

ビーガンになったのは、健康上のメリットだけでなく、地球環境への配慮も関係しているという。そこで、続編4作品に関わるクルーには植物性食品しか提供しないことを決めたという。「130人ほどいるクルーに説明したんだ。『これらの映画は、金儲けやクールなことをやったり、イマジネーション豊かな映像や、素晴らしいアニメーションをやるためだけに作っているわけじゃない。これらの映画には深い意味があり、高尚な目的をはらんでいる。製作に関わる我々も口先だけではなく、行動で示す必要があると思う。この映画に関わるスタッフは、この作品の持つメッセージに沿った生活をすべきだ。だから、この映画の製作中は菜食主義を実践してもらう』。こう説明したとき、現場は凍り付いたよ(笑)」

ただし、クルーが現場でケータリングを食べるのは1日1回だけ。動物性食品を希望するスタッフには、近くのレストランに行く自由が与えられているという。キャメロン監督によれば、すでにクルーの大半が菜食主義になっているようだ。

「アバター2」は2020年12月18日、「アバター3」は21年12月17日、「アバター4」は24年12月20日、「アバター5」は25年12月19日に全米で公開予定。

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