北大路欣也、主演ドラマの3作連続銀幕上映に万感「多くのファンに支えられてこそ」
2018年1月20日 22:05

[映画.com ニュース] 俳優の北大路欣也が主演する、時代劇専門チャンネルのオリジナルドラマ「三屋清左衛門残日録 三十年ぶりの再会」の完成披露試写会が1月20日、東京・丸の内TOEI1で行われた。
2016、17年の共に2月に放送された前2作に続くシリーズ第3作。昨年が原作者の藤沢周平の生誕90年、没後20年に同チャンネルの開局20周年の“トリプル節目”となったことで、この日は3作連続でスクリーン上映され、最新作を客席で観賞した北大路は「スクリーンで見るのは子どもの頃からの楽しみで、出ていることは忘れて楽しませていただいた。多くのファンに支えられて、この作品が存在している。心から御礼申し上げます」と感慨深げに話した。
実は10年ほど前に清左衛門役のオファーが来たが断ったそうで、「やっぱりあこがれの存在だったので、その時期には自信がなかった。74歳のこの年になった時の積み重ねでこの作品、人物に出合えたことでスムーズに参加できた」と説明。同チャンネルで放送中のメイキング映像では、クランクアップ時に涙を流すシーンが流れており、「(シリーズを撮影した)東映京都でデビューしてから62年、出会いがあり別れがあり、多くの方に支えられてアップにたどり着けた。そんなありがとうの気持ちがこみ上げてきたのでしょう」と照れた。
北大路のコメントの基となった「年をとると、出会いより別れが多くなる」というセリフがある共演の伊東四朗は、傘寿を迎えているだけに「その感じは、私の方がはるかに深い。同年配がどんどん欠けていくのは寂しい限り」としんみり。だが、同作は旧交がテーマのひとつになっているため、「高校の同窓会には、できるだけ出ている。いまだに同級生の男子22人の名前は全部言える」と意気軒高なところも見せた。
清左衛門に恋心を抱く役どころの麻生祐未は、「北大路さんと一緒にいるだけで、自然と見入って目がハートになってしまう」と照れることしきり。最新作からの参加で、北大路とは10年ぶりの共演となる戸田菜穂も、「10年前に『これからグングングンとのびていってね』と言われていて、ご一緒した時にその思いがこみ上げてきました」と感激の面持ちだった。
再会したい人を問われた北大路は、「再会ではないが、藤沢さんといろんな話をしたかったという切なる思いがある。想像の中では、清左衛門のような人ではないかというあこがれがある」と万感の表情。そして、「長年、仕事をしてきた仲間の顔を見るだけで心がやわらぐ。その気持ちを忘れず、一歩ずつ前進していきたい」とさらなる意欲を見せていた。
「三屋清左衛門残日録 三十年ぶりの再会」は、時代劇専門チャンネルで2月3日午後8時から放送される。
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