女性たちを眠りに誘う朗読番組 山崎育三郎&杉野遥亮&増田俊樹らが“枕元の王子”に
2017年11月20日 12:51
「おやすみ王子」は、頑張る女性たちを安らかな睡眠へと誘う大人のための朗読番組。有名女性作家が書き下ろしたスイーツがテーマの短編小説を、旬の男性が視聴者に語りかけるように朗読する。第2弾となる今回は、山崎、杉野、人気声優の増田俊樹、町田啓太(劇団EXILE)の4人が“王子”として朗読を担当。世界の片隅にある本屋を舞台に、店主の山崎、ベテラン店員の増田、住み込みで働く町田、新人店員・杉野が、店に迷い込んだ客(視聴者)に読み聞かせをするという設定で番組が進行する。
ミュージカル界のプリンスと謳われる山崎が、就寝前の女性を癒す王子を演じることに。「自分で言ったことはありませんが、一応ミュージカル界のプリンスと呼んでいただくことが多く。そういうこともあり、この番組に呼んでいただけたのかな」と話し、「年齢的には杉野くんと10歳くらい違うので、王子もそろそろ卒業なのかなと思っています。こういうお仕事で王子と呼ばれるうちは、どんどんチャレンジしていきたい」と意欲を述べた。
第1回放送に出演する山崎は、江國香織氏の短編「重い扉」の朗読に挑戦する。「読む方によってとらえ方が変わる作品だと思っています。こうだと言い切れない部分があるので、どうやって伝えたらいいんだろうと悩む部分があった」と吐露。「ですが、自分の未来は誰もわからない、でも自分でしか未来の扉を開くことができないというテーマに気づけたので、そこが皆さんに伝わるといいな」と期待を寄せた。
一方の杉野は、「王子として、寝つけない女性たちを癒すことができたら。それが課題だなと思っていて。これから収録なのでがんばっていきたいと思います」と意欲満々。角田光代氏による物語「ケーキの夢」が披露される第4回放送に出演することを明かし「主人公の女性が、夢をみて変わっていくというストーリー。すごく共感してもらえる話だと思っていて。ストーリーのなかに主観と客観があって、そこをメリハリつけて読んでいきたいなと思いました」と説明した。
さらに番組本編とは異なるVR動画も制作される。ネット配信される動画は、4人の王子が添い寝をしながら読み聞かせをしているかのような気分を味わうことできる。店員の個性を生かしたVR動画も配信予定で、山崎は「ピアノを弾いたり、歌ったりする場面も作っていただきました」と告白。「僕のピアノに合わせて杉野くんに歌ってもらおうかなと思っています」と笑いを誘った。
「おやすみ王子」は、12月2日深夜0時45分から放送開始。山崎と杉野のほか、放送第2回は増田が津村記久子氏の短編「最後の登頂」、第3回は町田が恩田陸氏が手がけた物語「金平糖の夜」を朗読する。