「フルメタル・パニック!IV」18年春放送開始!第1期ディレクターズカット版3部作の上映も決定
2017年11月12日 16:00
[映画.com ニュース] 賀東招二氏による小説「フルメタル・パニック」(KADOKAWA刊)のテレビアニメ化第4作「フルメタル・パニック!Invisible Victory(IV)」が、2018年春から放送されることが決定し、キービジュアルと最新PVが公開された。
同作は、オーバーテクノロジーを引き出せる“ウィスパード”と呼ばれる能力を持った女子高校生・千鳥かなめと、彼女を護衛するために武装集団“ミスリル”から送り込まれた兵士・相良宗介の、生命をかけた戦いとドタバタな学校生活とを描く物語。02年にGONZO・ディジメーション制作のテレビアニメ第1作「フルメタル・パニック!」が放送され、03年には京都アニメーションによる第2作「フルメタル・パニック?ふもっふ」、05年には第3作「フルメタル・パニック!The Second Raid」が放送されている。第4作「Invisible Victory」では、宗介らの活躍によりガウルンやゲイツら幹部を失った“ミスリル”の敵対組織“アマルガム”が本格的に動き出し、宗介が所属する潜水艦トゥアハー・デ・ダナンの本拠であるメリダ島にも壊滅の危機が訪れる。
なお、メインキャストは宗介役の関智一、かなめ役のゆきのさつき、テレサ・テスタロッサ役のゆかなら、おなじみの顔ぶれが続投。スタッフは、新たに監督として「西の善き魔女 Astraea Testament」の中山勝一が登板し、アニメーション制作は「宇宙戦艦ヤマト2199」のジーベックが行う。シリーズ構成と脚本は原作者の賀東氏自らが担当し、キャラクターデザイン、総作画監督として、シリーズ全作品に携わってきた堀内修の続投が決定している。
さらに、第1作「フルメタル・パニック!」を、千明孝一監督自らがオフライン編集する、ディレクターズカット版3部作の制作および劇場上映も決定した。放送当時に4:3だった画面アスペクト比を16:9に変更し、新技術“FORS”を用いてのアップコンバートが行われるほか、2chステレオ音声も擬似5.1ch化。リテイクや新作カットも追加され、3部作それぞれに新規のテーマ曲が用意されるという。第1部「ボーイ・ミーツ・ガール」編が11月25日、第2部「ワン・ナイト・スタンド」編が18年1月13日、第3部「イントゥ・ザ・ブルー」編が1月20日に公開予定。いずれも、東京・角川シネマ新宿、東京・立川シネマシティ、大阪・梅田ブルクの3館で1週間限定上映が行われ、入場者特典として、キャラクター原案の四季童子による描きおろし特製ミニ色紙がプレゼントされる。
そのほか「スーパーロボット大戦」シリーズのB.B.スタジオが開発する、「フルメタル・パニック!」シリーズ初の単独ゲーム作品「フルメタル・パニック!戦うフー・デアーズ・ウィンズ」が、18年に発売されることも決定。18年3月には、主役ロボット・アーバレストを、メカニックデザインの海老川兼武による監修のもと、「Invisible Victory」版の最新設定に基づいて立体化した可動フィギュア「METAL BUILD アーバレストVer.IV」も発売される。価格は2万2680円(税込み)。