マイルズ・テラー「ラ・ラ・ランド」降板の真相を語る
2017年10月27日 12:00
[映画.com ニュース] 注目の若手俳優マイルズ・テラーが、アカデミー賞6部門に輝いたデイミアン・チャゼル監督の大ヒットミュージカル映画「ラ・ラ・ランド」をめぐる降板劇の真相を、米Vultureのインタビューで明かした。
チャゼル監督の「セッション」(2014)でブレイクを果たしたテラーは、続く「ラ・ラ・ランド」でも主演を務めるはずだったが、企画段階で降板。ライアン・ゴズリングに主役の座を受け渡すこととなった。
米エスクワイア誌2015年9月号掲載のインタビューで、「クリエイティブ面で作品にふさわしくない」という一言と共に、エージェントを介してチャゼル監督から突然の降板を告げられ、即座に怒りのメールをチャゼル監督に送りつけたと告白していたテラー。今年はじめには、「600万ドルの出演料を要求したのに対して400万ドルしかオファーされなかったため、テラーが自ら辞退した」と米ゴシップサイトPage Sixに書き立てられたことで、さらなる物議をかもしていた。
今回Vultureのインタビューに応じたテラーは開口一番、Page Sixの記事を「まったくのデタラメ」と完全否定したうえで、「心から演じたいと思える役なら、出演料は問わない」と断言。とはいえ、「ラ・ラ・ランド」について聞かれると、「プロジェクトそのものが崩壊寸前だった時も、『僕は絶対に降りないよ。力を合わせてどうにか実現させよう』って監督にはっぱをかけていたんだ。それほどあの映画に入れ込んでいたし、デイミアンにありったけの忠誠を尽くしたということだけは、確かな事実としてみんなに知ってもらいたいね」と苦い口調で語り、複雑な胸中をのぞかせた。