年の差ラブストーリー「花は咲くか」で天野浩成がBL初挑戦 渡邉剣の相手役に
2017年10月18日 08:00
[映画.com ニュース] 年の差カップルの純愛を描いたボーイズラブ(BL)漫画を実写映画化する「花は咲くか」に、「HiGH&LOW」シリーズや「仮面ライダー剣(ブレイド)」で知られる俳優の天野浩成が出演していることがわかった。主人公の青年・水川蓉一に惹かれていくサラリーマンの桜井和明を演じている。
同作は、単行本の累計発行部数35万部を超える、日高ショーコ氏の同名漫画が原作。恋愛に身を焦がす時代はとうに過ぎ去り、勤務する広告代理店で仕事ばかりの日々を送る37歳のサラリーマン、桜井和明が、仕事のために訪れた美しい日本家屋で絵を描くことにしか興味のない19歳の水川蓉一と出会い、2人が次第に惹かれてあっていく姿を描く。「動物戦隊ジュウオウジャー」で注目され、これが映画初主演となる渡邉剣が蓉一を演じている。
BL作品は初挑戦となった天野は、「39歳にして初めてのBLと言われる作品との出合いでした。戸惑いも最初はありましたが30代最後の歳、自分のできる限り芝居を精いっぱい演じたい! と思っていたタイミングでの出合いでした」と、オファーされた際の心境を告白。撮影については「原作を知っている方も、映画で初めて見る方も、この作品を楽しんでいただけるように、監督と話し合い撮影に挑みました」と振り返り、「それぞれのシーンが素敵なものになり、桜井の気持ちがちゃんと繋がった作品になったと思いますので、みなさん楽しみにしていてください」と自信をのぞかせている。
メガホンを取ったのは、これが初長編作となる女性監督の谷本佳織。また、「大奥」「どうしても触れたくない」「ひだまりが聴こえる」など、数多くのBL作品を手がけてきた脚本家の高橋ナツコが、原作者監修のもとで今作の脚本を担当していることも明らかにされた。2018年2月24日公開。