銃乱射事件を受けNYコミコン「パニッシャー」のパネルディスカッションが中止に
2017年10月11日 11:00
[映画.com ニュース] 米ラスベガスの銃乱射事件を受け、重火器を用いるヒーローを描くNetflixドラマ「ザ・パニッシャー」のイベントが急きょ中止になったと、エンターテインメント・ウィークリー誌が報じた。
「ザ・パニッシャー」は、「Marvel’s デアデビル」シーズン2に登場したザ・パニッシャーことフランク・キャッスルを主人公にしたスピンオフドラマで、「ウォーキング・デッド」のジョン・バーンサルが主人公に扮している。キャッスルは妻子を惨殺されたことがきっかけで重火器を用いる私刑執行人となる設定で、数週間前に公開された予告編では派手な銃撃戦が描かれていた。
同作は、ニューヨーク・コミコンでパネルディスカッションの開催を予定していたが、多くの犠牲者を出した銃乱射事件を受けて、制作のマーベル・テレビジョンと配信のNetflixは自粛を決定。「慎重に検討した結果、『ザ・パニッシャー』をニューヨーク・コミコンに出品するのは不適切であると判断しました。犠牲者とこの悲劇によって影響を受けた方々に哀悼の意を捧げます」と声明を発表している。
ニューヨーク・コミコンは、毎年10月にニューヨークのジャビッツ・センターで行われるポップカルチャーイベントで、今年は10月5日から8日まで開催。毎年テレビシーズンの開始時期に行われるため、テレビドラマのイベントが豊富であることが知られている。なお、「ザ・パニッシャー」の配信開始日は不明。