リリー・フランキー、清野菜名に「パーフェクト・レボリューション」最優秀女優賞を授与
2017年9月30日 12:00

[映画.com ニュース] 映画「パーフェクト・レボリューション」が9月29日、全国42館で公開初日を迎え、主演のリリー・フランキーをはじめ、清野菜名、松本准平監督、企画・原案を務めた熊篠慶彦氏が、東京・TOHOシネマズ新宿での舞台挨拶に立った。
熊篠氏の実体験を基に、車いすで生活するクマと精神に問題を抱える風俗嬢ミツのハチャメチャな恋を描く。松本監督と熊篠氏が約5年前から企画を進め、ついに公開を迎えたが、熊篠氏と長年の友人でもあるリリーは「感無量」と語り、「紆余曲折しながら最終的にこんな華々しい場、こういう決着を見るとは思わなかった」と感慨深げな表情を見せた。清野も「撮影の時からずっと、公開の日を待ちわびていました」と満面の笑み。熊篠氏は「今の今まで、ドッキリなんじゃないかと……。なんでここまでになったのか?というのが正直な思い」と、公開を迎えられた驚きを伝えた。
リリーは撮影を通して、クマとミツそのままの関係で清野と過ごしていたと語り、清野の演技を「素晴らしい。こういうお芝居していたら、(テレビ朝日系列のドラマ)『トットちゃん』の話も来ますよ。最近、どうかと思うくらい、CM出ているしね」と絶賛。清野は、リリーとのラブシーンの撮影を振り返り「2人で同じガムをかんで、モンダミンでうがいして」とエピソードを明かした。
この2人の「完璧な関係」には、現場の指揮官であるはずの松本監督さえも疎外感を覚えたそうで、「ずっと2人で歌ったり、CMのマネとかしているんですよ。『外から入ってくるな!』という空気を出していて、演出しづらくてしょうがなかった」と苦笑交じりで語った。
改めてリリーは、熊篠氏をモデルにしたクマと本作について「彼は、生まれながらにして何かしらの介助を必要とするなかで、ぶっ飛んだミツに出会って、彼がミツの心の介助をしようと(考えるように)なる。成長物語です」と語り、社会的なメッセージはプロモーション活動を通じて伝えたとして、「(上映が)始まったら、映画として楽しんでください!」と客席に呼びかけた。
また、10月に23歳の誕生日を迎える清野へ、男性陣から花束がプレゼントされた。リリーは「菜名ちゃんはこの映画でいっぱい賞をもらうことになると思うけど、これが最初の賞。『パーフェクト・レボリューション』最優秀女優賞」と笑顔で花束を手渡した。
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