西島秀俊、二宮和也主演映画でまさかのハプニング「右手がずっと燃えていた」
2017年9月25日 22:13

[映画.com ニュース] 料理番組「料理の鉄人」を手がけた演出家・田中経一氏によるデビュー小説を映画化した「ラストレシピ 麒麟の舌の記憶」の完成披露舞台挨拶が9月25日、東京・有楽町の東京国際フォーラムで行われ、主演の二宮和也をはじめ共演の西島秀俊、綾野剛、宮崎あおい、西畑大吾、滝田洋二郎監督が出席した。
絶対味覚=“麒麟の舌”を持つ料理人・佐々木充(二宮)が、1930年代の満州で天皇の料理番・山形直太朗(西島)が考案した究極のフルコース「大日本帝国食菜全席」の再現を依頼され、レシピに隠された秘密に直面していく姿を描く。二宮は、約4000人が詰めかけた場内を見渡し「お集まりいただいた皆さんは、年齢も性別も価値観も、違う人たちだと思います。しかし、皆に家族があって、好きな人がいて。生きるうちに経験する“人の温かさ”の温度は変わらないと思っています。人の温かさがこの映画には必ずあって、僕はそれがこの映画の一番いいところだと思っています」と思いの丈を打ち明けた。
さらにこだわりのシーンを問われると、時代に翻ろうされる1930年代の料理人・直太朗に扮した西島は「あるシーンで、料理にお酒をかけて火をつけるんです。(同場面で共演した)西畑くんは見ていたと思うけど……」と切り出す。「(カメラ)テストからずっと、俺の右手が燃えていた。酒が手にかかっていて、どうやっても毎回燃えるの。すごい能力がある人みたいに、手から真っ青な火が出ながら歩いていた」と告白すると、観客のみならず二宮も驚きの声を上げる。西畑が「ずっと燃えているから、大丈夫なのかなって見ていました」と振り返れば、西島は「(本編に)映っているんですかね?」と疑問を投げかけ、滝田監督は「映っていますよ」とけろりと答えていた。
また宮崎は、緊張しっ放しの西畑に対して「西畑くんとは2回目の共演。その時は息子役だったので、お母さんのように見ていました」とほほ笑む。2000年代初頭の現代パートで共演した二宮と綾野は、互いに信頼関係を見せつけ、「ニノとは、ほとんど目を合わせて芝居していないんです。彼を見なくても、どういう表情でそこに佇んでいるかわかる。信頼関係があるので。あと、単純に好きです」(綾野)、「剛ちゃんを全面的に信頼しているので。2人の空気感でやらせていただいたのは大きかったです。ひとつの作品でずっと一緒にいたのに、目が合っていないって珍しいよね」(二宮)と語り合っていた。
「ラストレシピ 麒麟の舌の記憶」は、11月3日から全国で公開。
フォトギャラリー
関連ニュース
話題のNetflixシリーズ「イクサガミ」、スタッフ・キャストの本気度が伝わってくるトリビアまとめ 岡田准一手書きのセット設計図も!
2025年12月5日 19:00
映画.com注目特集をチェック
“愛と性”を語ることは“生きる”を語ること
【今年最後に観るべき邦画】なじみの娼婦、偶然出会った女子大生との情事。乾いた日常に強烈な一滴を。
提供:ハピネットファントム・スタジオ
アバター ファイヤー・アンド・アッシュ
【シリーズ完全初見で最新作を観たら…】「こんなに面白かったのか!!」「歴史を変える傑作」「号泣」
提供:ディズニー
「ズートピア2」「アバターF&A」「楓」など超注目作を“500円”で観る!
【知らないとめっっっっっっっちゃ損!】絶対に読んでから観に行って!!!!!
提供:KDDI
楓
【今年最大級に切なく、涙が流れた】双子の弟が亡くなった。僕は、弟の恋人のために“弟のフリ”をした
提供:アスミック・エース
「ズートピア2」観た人の感想は?
「大好き」「前作こえた面白さ」「ご褒美みたいな映画」「最高の続編」「メロすぎ」「全員みて」
提供:ディズニー
SNSで大炎上中…
【非難殺到】「絶対に許すな」「町ごと滅べ」些細なケンカが…まさかの大事件へ
提供:ハピネットファントム・スタジオ