小泉今日子、脚本・宮藤官九郎「監獄のお姫さま」に主演!満島ひかり&菅野美穂らも参戦
2017年7月26日 06:00
[映画.com ニュース] 女優の小泉今日子が、宮藤官九郎が脚本を手がけた10月期のTBSドラマ「監獄のお姫さま」に主演することがわかった。小泉がTBSドラマで主演を務めるのは、2001年に放送された「恋を何年休んでいますか」以来16年ぶり。さらに、満島ひかり、菅野美穂、夏帆、坂井真紀、森下愛子ら豪華女優陣の出演が発表された。
本作は、女子刑務所という過酷な場所でたくましく生きる女たちの姿を描いた群像劇。物語は不貞を働いた夫を刺し、殺人未遂の罪に問われた馬場カヨ(小泉)が、新しくできた女子刑務所に入所するところからスタート。嫉妬、せん望、罪悪感、さまざまな思惑が交錯する刑務所には、違法薬物を所持していた足立明美(森下)、所得隠しと巨額の脱税を行った勝田千夏(菅野)、詐欺と横領に手を染めた大門洋子(坂井)、殺人罪で服役中の江戸川しのぶ(夏帆)がいた。リーダー的存在の千夏との関わりを経て、囚人たちとの仲間意識が芽生えていったカヨは、ある時、しのぶがえん罪で服役していることを知る。やがて6年後、出所したカヨは、しのぶのえん罪を晴らすための復讐計画に巻き込まれていく。
NHK連続テレビ小説「あまちゃん」にも出演した小泉は「久しぶりの宮藤さんの脚本です。脚本通りに演ずれば面白いこと間違い無しだと思っています」と宮藤との再タッグを歓び、カヨたちを見守る厳格な刑務官であり教官・若井ふたば役を演じる満島は「3年前、ドラマ『ごめんね青春!』の打ち上げで宮藤さんから『満島さん、次は女囚のお話です、満島さんは人を番号でしか呼ばない看守さん』とオファー? を受けたのが本当になりました」と意外な事実を告白。一方、菅野は「宮藤さんとは、脚本では初めてご一緒させて頂くのですが、エスプリと同時に、さく裂感のあるクドカンワールドに自分も参加させて頂ける事に、ワクワクしています」と胸中を吐露している。
「これまでいろんなドラマを作って来ましたが『で、つまるところ俺は何が書きたいんだ』と自問自答しました」と明かした宮藤は「結局、おばちゃんのお喋りを書いてる時がいちばん楽しいという結論に至りました」という。「暴力的な速度と有り余る熱量。彼女たちのお喋りをエンドレスで聞ける場所」として女子刑務所を設定し「『それだけじゃドラマになりません』と諭されストーリーを組み立て、思いがけず壮大な復讐劇になりました」と語った。そして「大好きな女優さんの大好きなお芝居が見たい」という点が本作の核心であると述べ「愛すべきカッコイイおばちゃんのお喋りと衝動によって転がり続ける無責任クライムエンターテインメント。楽しんでもらえたら最高です」とコメントを寄せている。
「監獄のお姫さま」は、10月から毎週火曜午後10時よりTBSで放送。