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NOKKO「レベッカ」85年伝説の渋公ライブは「エネルギーのピーク」

2017年6月25日 21:15

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85年当時を振り返ったNOKKO
85年当時を振り返ったNOKKO

[映画.com ニュース] ロックバンド「レベッカ」が1985年に行った伝説のライブの模様を映像化した「REBECCA LIVE'85 Maybe Tomorrow Complete」の一夜限りプレミア上映会が6月25日、東京・新宿バルト9で行われ、同バンドのNOKKO、土橋安騎夫高橋教之が出席。集まったファンを前に、85年当時を振り返った。

本作は、同バンドが85年に行ったツアー「REBECCA WORLD CONCERT TOUR Maybe Tomorrow」の中でもハイライトとなった12月25日の渋谷公会堂公演の模様を収録。同公演のライブ映像は、86年に7曲41分に編集されたものがライブビデオソフトとして発売されているが、本作は18曲が全編ノーカット収録されたコンプリート版となっている。

司会を務めた音楽評論家の田家秀樹氏に「映像のなかで『1年半前にはこんなにたくさんのお客さんの前で歌えると思っていなかった』としみじみ言っているでしょ? やっぱり渋谷公会堂というのはそういう場所だった?」と問われたNOKKOは、「そうですね。でもその前に青年館があって。その時ライブハウスからホールに移ったという印象があった。渋谷公会堂はさらにそれが大きくなった感じだった」と振り返る。

シングル「フレンズ」が爆発的ヒットを記録し、バンドマンにとっての聖地・渋谷公会堂公演を実演。それだけに、NOKKOは「一番華々しいところに行って」と当時を述懐。「でもその後に(人気の)維持を強いられるという感じになっていたので、一番エネルギーのピークにあるところかなという気はします」と感慨深げに語る。田家氏が「この公演がなければ、その後のレベッカはあり得ませんでしたか?」と確信に迫ると、「そうですね。一番大成したというのかしら」と明かした。

当時は多忙を極めたため、「名曲『Maybe Tomorrow』に託したもの」を聞かれたNOKKOは、「信濃町ソニーのロビーで書いた詞だった」と告白。土橋が「当時は疲れ果てていた?(笑)」と指摘すると、「そうなんですよね。忙しくなってきてて。でも走らなきゃって感じでやっていました。この間カールスモーキー石井さんにお会いしたら、その時カールスモーキーさんたちがうるさくしていて、あたしが『うるさい! 詞を書いてるの!』と言ったって(笑)。覚えていないのですが、すごく切羽詰まったエピソードだなと思って」と述懐した。

本作の映像に加え、86年に早稲田大学で行われたシークレットギグの模様も収録した2枚組ライブDVD「REBECCA LIVE '85-'86 -Maybe Tomorrow & Secret Gig Complete Edition」が7月26日から発売される。

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