“酒場詩人”吉田類、銀幕デビュー作公開初日も…やっぱり飲む!祝い酒でほろ酔い
2017年6月10日 23:45
[映画.com ニュース] 人気長寿テレビ番組「吉田類の酒場放浪記」で一躍有名となった“酒場詩人”吉田類がスクリーンデビューを果たした映画「吉田類の『今宵、ほろ酔い酒場で』」が6月10日、東京・角川シネマ新宿で封切られた。吉田は、伊藤淳史、松本妃代、メガホンをとった長尾直樹監督とともに、同所での「“ほろ酔い”飲み会トークショー」に出席。祝い酒をふるまい、鏡開きを行うなどして、映画の公開を祝った。
観客には来場時に瓶ビール、栓抜き、おつまみが配られ、場内はすっかり居酒屋ムード。客席中央から、ジョッキ片手に吉田が現れると、握手、ハイタッチ、乾杯を求める“飲んべえ”が殺到した。そしてステージに上がり、挨拶を終えた吉田のジョッキは、早くも空っぽ。司会から「類さん、ピッチ早くないですか?」と指摘されると、「眠気を覚ますのに一番良いのはお酒なんです」「酔っぱらう手前が一番しゃきっとしているんですね~」と早くも上機嫌だ。
本作は、居酒屋を舞台にした人間模様を描く3つの物語「居酒屋チャンス」「どつぼ酒場」「ふるさと酒場土佐っ子」で構成されるオムニバス作品。吉田は、撮影でも酒飲みとしての本領を発揮していたそうで、長尾監督は酒が出てくるシーンについて「はじめは気を利かせて、水やウーロン茶にしていたのですが、(吉田は)すぐにそれに勘付き、『本物にしてください』と言われた。偽物だったのが不思議だったみたい」と明かす。伊藤は「通常はあり得ないですよね。お芝居できなくなっちゃう」と目を丸くしていたが、吉田は「ほとんどお酒の仕事なので、飲まないってほぼないんじゃないですかね。8割強は酒を飲みながらですね」と、あっけらかんと語った。
「酒に関する変わった出来事」という話題では、伊藤が「ある映画の撮影で長野県に行った時、泊っているホテルの近くに美味しいごはんとお酒が飲めるところはないかとなった。(紹介された)その店は常連さんがいて、気づいたら仲良くなったんです」「ホテルに20泊くらいしたのですが、(長野滞在)最後の日に、店主の方に『16回来てます』と。20泊中、16回行っていた(笑)」と驚きのエピソードを披露。さらに吉田も、「僕もすごく気に入ったお店があったんですよ。その店に入った時に、『ここは良い店だな。番組でやってもらおうかな』なんて言っていたら、『類さん、ここはとっくにやってます』と言われた」と告白すると、場内は大爆笑だった。