「イヤーズ&イヤーズ」オリー・アレクサンデル、同性愛者のメンタルヘルスに関するドキュメンタリーを製作
2017年5月23日 12:00
[映画.com ニュース] 英エレクトロニカバンド「イヤーズ&イヤーズ」のフロントマンで、映画「ゴッド・ヘルプ・ザ・ガール」などに出演しているオリー・アレクサンデルが、同性愛者のメンタルヘルスに関するドキュメンタリー「オリー・アレクサンデル:グローイング・アップ・ゲイ(原題)」を製作した。
英国で同性愛が非犯罪化されてから50周年を迎えるにあたり、英BBCがLGBTをテーマにした「ゲイ・ブリタニア(原題)」シリーズを企画。英i-Dによれば、アレクサンデルのドキュメンタリーはこの一環としてBBC3で放送される。
ゲイであることを公言しているアレクサンデルは、音楽活動を通じてLGBTコミュニティにメッセージを送りながら、正しい性教育の重要性などをメディアで語ってきた。LGBTの若者たちは、嫌がらせやイジメ、自己肯定できない苦しみから、ストレートの若者たちに比べて心の病を抱える可能性が高いと言われている。今回のドキュメンタリーでは、アレクサンデルが10代の頃から直面している不安や鬱との闘い、ゲイ・コミュニティでの経験が描かれる。
「ゲイ・ブリタニア」では、アレクサンデルのドキュメンタリーのほかに、1950年代にゲイであることから有罪判決を受けた実在のジャーナリスト、ピーター・ワイルドブラッドを描くドラマ「Against The Law(原題)」、LGBTコミュニティがポップカルチャーに与えた影響を探る「What Gay Did For Art(原題)」、女性の同性愛の歴史を考察する「Gluck(原題)」といったプログラムが放送される。