ハリウッドリメイク決定の話題作、モフモフの巨大キャラがカンヌ来場で会場騒然!
2017年5月20日 10:00

[映画.com ニュース]第69回カンヌ国際映画祭で国際批評家連盟賞を受賞するなど、世界各地の映画祭で高く評価されたドイツ映画「ありがとう、トニ・エルドマン」。同作に登場するブルガリアの精霊“クケリ”の着ぐるみが、ワールドプレミアとなった昨年のカンヌを駆け回る映像が公開された。
「恋愛社会学のススメ」のマーレン・アーデ監督が、正反対の性格の父娘が織り成す交流をユーモラスに描き、大ヒットを記録。観客の想像を超える展開のなか、インパクトを持って劇中に登場するのが、“クケリ”だ。日本の“ナマハゲ”に近い存在で、幸せを運ぶものの象徴として親しまれている。フサフサの毛に覆われた2メートルを超える巨体だが、愛嬌があり、出会った誰もが笑顔になってしまう不思議な存在感を持つ。思わず抱きつきたくなる風貌がカンヌでも大人気だった。
悪ふざけが大好きな父親ヴィンフリートは、コンサルタント会社で働く娘のイネスとあまり上手くいっていない。ろくに話すことも出来ない娘を心配したヴィンフリートは、イネスが働くブカレストを訪れる。ふたりは数日間共に過ごし、父はドイツに帰ったが、イネスのもとに、トニ・エルドマンという別人になった父が現れる。
「ありがとう、トニ・エルドマン」は6月24日から、シネスイッチ銀座、新宿武蔵野館ほか全国順次公開。
(C)Komplizen Film
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