「パワーレンジャー」吹き替え、広瀬アリスの美声に山里亮太メロメロ「着ボイスにほしい」
2017年5月17日 14:20
[映画.com ニュース] 日本の特撮「スーパー戦隊」シリーズの英語版ドラマを、総製作費約120億円を投じて映画化した「パワーレンジャー」の日本語吹き替え版で声優を務める勝地涼、広瀬アリス、お笑いコンビ「南海キャンディーズ」の山里亮太が5月17日、都内のスタジオでアフレコに臨んだ。
不思議なコインを手にしたことで超人的なパワーを得た5人の高校生が、世界滅亡を企む悪の戦士と壮絶な戦いを繰り広げるさまを描く。勝地がレッド・レンジャーとなるジェイソン(デイカー・モンゴメリー)、広瀬がピンク・レンジャーとなるキンバリー(ナオミ・スコット)、山里が5人をサポートするロボット・アルファ5に扮するほか、元レッドレンジャーのゾードン役で、古田新太が参加する。
この日は、ジェイソンやキンバリーがアルファ5と初対面するシーンのアフレコが披露された。激しい息遣いを交え、表情からキャラクターになり切った勝地と広瀬に対し、山里が“宇宙語”を話すなどコミカルな演技でギャップを生み出す。だが、アフレコ監督から山里に「セリフに気持ちが全く入っていない。頼みますよ」「セリフを置きにいってます。うまくやろうとしなくていい。うまくないんですから」と容赦ないダメ出しが飛び、山里は「すみません……」とすっかり小さくなっていた。
アニメ「花とアリス殺人事件」などで声優としても活躍する勝地だが、実写作品の吹き替えを担当するのは初めて。「誰もが通る道で、レッドレンジャーをやらせてもらえるとは。僕はイエローとかグリーン(のポジション)なので、申し訳ないっす」と謙そんしながらも、「アニメをやった際の監督にご相談して、『英語の声を味方につけるといい』とアドバイスをもらった」と入念な準備をした上で挑んだと語った。
一方、声優初挑戦となる広瀬は「初めての声優でとても緊張しました。普段(の演技)とはまったく違う。声だけは難しい……。初日は落ち込みすぎて家に帰って大反省会でした」と振り返る。それでも、勝地と山里は「(スコットと)顔も似てるし、きれいですよ」(勝地)、「役者さんは引き出しが多い」(山里)とほめ殺し、広瀬は「親戚のおじさんみたい」と苦笑していた。山里は「ピンクレンジャーは全男子が恋する存在」といい、広瀬が「恋してもらえたら……」と意気込みを語ると「今の声、着ボイスにほしい」と広瀬の声にメロメロの様子だった。
「パワーレンジャー」は、7月15日から全国公開。