日本人が描くロシアSF映画、ユナイテッド・シネマお台場で上映
2017年5月9日 15:00
[映画.com ニュース] 日本人監督・井上雅貴がデビューを飾った、ロシア映画「レミニセンティア」は、2016年11月から渋谷ユーロスペースを皮切りに、全国各地のミニシアターなどで上映されてきた。新人監督、自主制作、自主配給(INOUE VISUAL DESIGN)、無名俳優出演の映画ながらこのほど、大手シネコンのユナイテッド・シネマアクアシティお台場で5月13日から凱旋上映されることが決定した。
ハリウッドの映画祭「ロサンゼルスシネマフェスティバル オブ ハリウッド」で長編作品賞、監督賞、主演男優賞の3冠、日本の映画祭「新人監督映画祭」で長編作品賞に輝いた実績を引っ提げて凱旋上映される。特別料金1000円。
全編ロシア語で制作。ロシアのある街を舞台に、“人の記憶を消す”特殊能力を持つ小説家ミハエルを描いたSF作品。ミハエルの小説アイデアは彼らの記憶を元に書かれたものだった。ある日、愛娘ミラーニャとの思い出の一部がないことに気付く。記憶がテーマと、哲学的要素を含みながらも親子の愛を浮き彫りにした感動作。ちなみにラテン語「レミニセンティア」は同作の場合、“記憶の万華鏡”を意味する。(文化通信)
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