中野裕太、原作者号泣の実録ラブストーリーは「これぞ恋愛!」
2017年5月1日 21:14

[映画.com ニュース]Facebookで出会って国際結婚した日本男子と台湾女子の実話を描く「ママは日本へ嫁に行っちゃダメと言うけれど。」の完成披露試写会が5月1日、東京のユナイテッド・シネマ アクアシティお台場で行われ、主演の中野裕太、共演の岡本孝、原作者のモギ夫妻(茂木洋路&リン・イーハン)、メガホンをとった谷内田彰久監督が上映前の舞台挨拶に立った。
映画は、台湾に暮らす“リンちゃん”と日本人男性“モギサン”の遠距離恋愛や結婚生活をつづり、32万人以上のファンを持つ2人のFacebookページ「雖然媽媽説我不可以嫁去日本。」をブログにまとめ、後に書籍化した「ママは日本へ嫁に言っちゃダメと言うけれど。」(新潮社刊)を原作に製作。中野が“モギサン”に扮し、“リンちゃん”を台湾の女優ジエン・マンシューが演じている。
「最近手をつないでいないカップルが、この映画を見た後に手をつなぐ雰囲気になったり。その日を爽やかに楽しく過ごすきっかけになる。笑顔も多くなるはずです」と作品の魅力を語った中野。すると谷内田監督は「公開初日まで編集を続けるので、今日見るバージョンと5月27日から見られるものはかなり変わっているはず。だから2度見てほしい映画なんです」とアピールし、さらに観客に対して「携帯電話の電源は入れっぱなしにしてください」と異例のお願い。「写真や動画を撮ってシェアしたり、隣の人と喋りながら見てくれれば。そういうテイストの映画なんです。でも、全部は撮らないでほしいけど(笑)」と笑いを交えて理由を明かしていた。
原作者のモギ夫妻は度々撮影現場を訪れていたようで、“モギ奥さん”ことイーハンは「母親と“リンちゃん”が登場するラストのシーンは何十回も撮っていて、それを見る度に泣いていました」と照れくさそうに告白。「(イーハンは)ほとんど毎日現場に来てくれていましたよ。モニターで映像を見て、ひとりで当時のことを追体験していたみたいですね」と補足した中野は、スタッフ&キャスト、そしてモギ夫妻と一丸となって完成させた本作を「これぞ恋愛!」と称して、作品の出来に自信をにじませていた。
また、この日は舞台挨拶に参加できなかったマンシューがビデオメッセージで完成を祝福し「ロマンチックな場面がたくさんあります。楽しんでください」とコメントを寄せていた。「ママは日本へ嫁に行っちゃダメと言うけれど。」は、5月27日から東京・新宿シネマカリテ、ユナイテッド・シネマ アクアシティお台場ほか全国で順次公開。
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