深川麻衣、初主演舞台「スキップ」は「1回1回新鮮な気持ちで楽しみたい」
2017年4月26日 18:25
[映画.com ニュース] 霧矢大夢と深川麻衣がダブル主演する舞台「スキップ」が4月26日、東京・サンシャイン劇場で開幕。本番前にゲネプロ(通し稽古)が報道陣に公開され、深川と霧矢、共演の岡田達也(演劇集団キャラメルボックス)、演出の成井豊氏が取材に応じた。深川は本番を前にして「1回1回新鮮な気持ちで、皆さんと稽古してきたことを信じながら楽しんでいきたい。そして見て頂いた皆さんに『スキップ』という作品を好きになって帰ってもらいたいです」と意気込みを明かした。
同作は、第114回直木賞候補にもなった北村薫氏の小説を、演劇集団キャラメルボックスの成井氏が、2004年の上演以来13年ぶりに舞台化。昭和40年代初頭、知らぬ間に25年の歳月を“スキップ”していた女子高生・一ノ瀬真理子の数奇な運命を描く。17歳の真理子役として「乃木坂46」卒業後、舞台初主演を飾ることになった深川は「こんなに大きな役をいただけて本当に嬉しかったんですが、同時に不安もありました。でもポジティブになって、舞台の場数を踏まれている共演者の方々から多くのことを学ぼうとしていました」と語っていた。
成井氏は「霧矢さんの実力は確かだったので、全く心配していませんでしたね」と述べながら「一方、深川さんは本格的な芝居はほとんど初めてに近かった。かなり苦労されたはず」と深川に対しては愛のある“ダメ出し”を繰り返したことを告白。しかし「稽古始めと今日の初日で一番変化したのは深川さんだと思います。別人ですよね。よくぞ、僕のダメ出しに耐え抜いてくれた!」と女優としての成長ぶりを褒めちぎっていた。
そして、42歳の真理子役を演じ、舞台上では深川と息の合った演技を見せている霧矢が「(深川は)毎日毎日、目に見えるように成長していかれる。彼女の微笑みと眼差しに思わずキュンとしちゃう時も。ファンの方の気持ちがわかるかも」と話すと、大照れの深川。また、舞台の魅力を問われた深川は「舞台はその瞬間でしか共有できない時間があって、映像のお仕事とは感じるものが全く違うんです」と応えていた。
“2人1役”という、まさに一心同体のキャラクターに扮した霧矢と深川。「互いに似ている部分は?」と聞かれると、深川は「食べることが大好きなところ」とニッコリ。「稽古中、岡田さんに教えてもらったベトナム料理の春巻きを2人で食べに行きました。あまりに美味しくて、次の日も食べに行ったり。2人でずっと食べ物の話をしていましたね」と霧矢が振り返り、深川が続けて「食べ終わった後、うどん屋さんにも行こうとしたんです」と述懐すると、岡田は「はしごするなよ(笑)。なんでベトナム料理とうどんなんだ」とツッコミを入れて、報道陣の笑いを誘っていた。
公演は5月5日まで。
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