エマ・ワトソン、「美女と野獣」ミュージカルシーンのために●●絶ち!
2017年4月20日 12:00

[映画.com ニュース]ディズニーの名作アニメを完全実写化し、全世界興行収入10億ドル超の特大ヒットを記録している「美女と野獣」でヒロインのベルを演じたエマ・ワトソンが、役作りについて明かした。
先進的で読書好きな性格ゆえに、村人からは変わり者扱いされているベルが、魔女の呪いで野獣の姿に変えられた王子(ダン・スティーブンス)と出会い、心ひかれていくさまを描くラブストーリー。ワトソン、スティーブンスのほかルーク・エバンス(ガストン役)、ケビン・クライン(モーリス役)、ユアン・マクレガー(ルミエール役)、イアン・マッケラン(コグスワース役)、エマ・トンプソン(ポット夫人役)ら豪華キャストが顔をそろえた。
ワトソンは本作でミュージカルに初挑戦し、美しい歌声を披露しているが「病気になったらどうしよう、という恐怖がいつもよりすごく大きかった。話し声だったら、病気になっても何とかごまかせたりするんだけど、でも歌声は、まったくごまかせないから」とこれまでにない苦労があったと明かす。「実は、最初にレコーディングを開始したときに、ひどい鼻炎になっていたの。今回、初めてシンガーであることが、どういうことなのか理解できたように思う。空気の状態を気にするようになったし、誰か周りに風邪を引いた人がいないかしら?と気を付けたりね(笑)。単に飛行機に乗っているだけでも、エアコンをつけすぎていても、喉をすごく乾燥させてしまう。だから、これまで普通に演技をしていたときには注意していなかったようなこと、喉を痛めるものについては、いつもよりずっと神経質になったわ」。
「加湿を心がけた」と振り返るワトソンだが、それだけではなく思わぬ障害が立ちはだかったという。「乳製品と、それからチョコレートも食べない方がいいと言われたの。チョコレートを食べてはいけないというのが私にとってはすごくつらかった! というのも、私はナーバスになったときは、落ち着くためにチョコレートを食べるクセがあるの(笑)」。
本作の出演においては、期待感や高揚感もさることながら、プレッシャーから「もちろんナーバスになったわ(笑)」と吐露。だが「やり遂げる以外に方法がないものね。それに、私はナーバスに感じることをやる、というのは、むしろよいサインだと思っているの。それをやれば、きっと何か新しいことを学べると思うから。これまでに経験のある居心地のよい場所から、自分が新たな限界に挑戦している証拠だものね。一般的に言っても、この中で自分は最も才能がないのでは、と感じることは、実はよいことだと思っているの(笑)。自分がものすごく緊張してしまっているということは、すごく才能のある人たちに囲まれているという証拠。それは素晴らしいことだと思うわ」とベルにも通じる芯の強さを披露した。
ミュージカルシーンのレコーディングにおいては、作曲家アラン・メンケンがつきっきりで参加していたと明かし「実は、具体的に何かアドバイスをしてくれた、というわけではなかったの。それよりも、レコーディングするときに彼がそこにいてくれた、ということが素晴らしかった。彼は、すごく小さな部分で、それぞれの曲の歌詞の歌い回しを教えてくれた。すごく助かったわ」と感謝を述べた。
「美女と野獣」は、4月21日から全国公開。

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