野獣役ダン・スティーブンス、「美女と野獣」で追加された“新解釈”とは?
2017年4月13日 12:00

[映画.com ニュース]ディズニーの名作アニメを実写化した「美女と野獣」で、呪いで野獣の姿になった王子を演じたダン・スティーブンスが、野獣と城の住人について語った。
美しく聡明だが、村人からは変わり者扱いされているベル(エマ・ワトソン)と、心を固く閉ざした野獣が孤独を共有し、互いに心ひかれていくさまを新シーンを大量に盛り込んで描く。ワトソン、スティーブンスのほかルーク・エバンス(ガストン役)、ケビン・クライン(モーリス役)、ユアン・マクレガー(ルミエール役)、イアン・マッケラン(コグスワース役)、エマ・トンプソン(ポット夫人役)ら豪華キャストが個性豊かなキャラクターに扮する。
アニメ版を完全再現しただけでなく、物語にさらに踏み込んで新たな解釈を付加したのが本作の大きな魅力。その中の1つが、野獣と同じく食器や調度品に変えられた使用人たちの関係性だ。アニメではベルと野獣の恋を応援する役割として主に活躍していたが、本作ではそれぞれの性格や心情がより克明に描かれ、野獣と使用人の絆が強調されている。スティーブンスは、使用人たちについて「まず彼らは、元々が野獣よりも心の優しい人たちだったというのも大きいと思う。でもそれが物語のすごく興味深いところであって、彼らが呪われたのは、野獣の態度を支持していたからだったというのは、理由の1つだと思うんだ」と解釈を述べる。
「彼ら(使用人たち)は野獣がやっていることを止めようとはしなかった。彼(野獣)が大人になっていく過程で彼の振る舞いを止めることなく、ただ見てきたんだ。だから、彼らが呪いを受けたのは、野獣がああいう人物になった理由の一部だったからなんだ。野獣だけがその呪いを受けてしまったわけじゃない」と一蓮托生(いちれんたくしょう)の関係にあったと語るスティーブンス。それは、親を亡くした野獣にとって使用人たちが“家族”でもあったという考えからだ。中でも、ポット夫人は野獣に真っ向から意見を言える“肝っ玉母さん”として魅力を放つ。「ポット夫人は、野獣にとっては母親的な存在だと思う。実際エマ・トンプソンは僕にとっての母親的な存在でもあったしね(笑)。(製作陣)みんなの母親のようだった」。
野獣と使用人の絆については、実写化にあたって追加されたあるシーンに顕著だ。スティーブンスは「(使用人たちは)彼がよい人間になれることがわかっていたんだよね」としみじみ。深みを増した物語に思いをはせた。
「美女と野獣」は、4月21日から全国公開。

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