席を立っても声を出してもOK「ぼくと魔法の言葉たち」で日本初「フレンドリー上映」
2017年4月1日 07:00

[映画.com ニュース] 自閉症の少年の成長を追ったドキュメンタリー映画「ぼくと魔法の言葉たち」(ロジャー・ロス・ウィリアムズ監督)が4月8日から公開。東京・シネスイッチ銀座では、上映中に席を立っても声を出してもOKな「フレンドリー上映」を実施する。
映画は、2歳のときに自閉症で言葉を失った少年オーウェン・サスカインドが、両親と兄の愛情と献身的なサポートのもと、ディズニー・アニメーションを通して言葉を取り戻し、外の世界を理解していく姿を映し出す。第89回アカデミー賞では長編ドキュメンタリー賞にノミネート、このほど文部科学省の特別選定作品に認定された。
日本の映画館で初の試みとなる「フレンドリー上映」は、試写会で本作に共感した保護者や発達障害支援関係者からの「多くの子育て中の方々に見てほしい」「発達障害のこと、そして発達障害家庭のことをもっともっと知ってもらいたい」という要望に応えた企画で、障がい者や小さな子どもたちも一緒に気兼ねなく楽しめる。毎週火曜日の2回目の上映回で実施される。
シネスイッチ銀座では「フレンドリー上映」のほか、マタニティマーク持参で同行者1人まで1000円で鑑賞できる“ママ割”や、視覚障害者用の音声ガイド付き上映も実施。劇場内には、絵画や物語の創作に励み、過去に個展を3度開催したオーウェンの作品も展示される。また、4月2日の「世界自閉症啓発デー」には、同劇場を癒しのテーマカラーであるブルーに彩る予定だ。
「ぼくと魔法の言葉たち」は4月8日から全国で順次公開。
関連ニュース






映画.com注目特集をチェック

たった“1秒”で爆発的に話題になった映画
【個人的に“過去最高”】全世界が瞬時に“観るリスト”に入れた注目作、実際に観てきた
提供:ワーナー・ブラザース映画

日本よ、これが本物の“悪”だ
【拷問、殺人、裏切り、粛清】超刺激的な“史上最大ヒット作”、観たらすごかった…!
提供:JCOM株式会社

何だこのむちゃくちゃ“刺さる”映画は!?
【尋常でなく期待してる】“命より大事な誰か”のためなら、自分の限界を超えられる。
提供:ディズニー

キャンドルスティック
【予告編だけでこんなに観たくなること…ある!?】阿部寛、10秒でAIを騙す――狂おしいほど面白そう
提供:ティ・ジョイ

でっちあげ 殺人教師と呼ばれた男
【あり得ないほど素晴らしい一作】この映画は心を撃ち抜く。刺すような冷たさと、雷のような感動で。
提供:東映