瑛太&大根仁監督、弘兼憲史原作「ハロー張りネズミ」で再タッグ
2017年3月25日 08:00
[映画.com ニュース] 俳優の瑛太が、7月放送のTBSドラマ「ハロー張りネズミ」に主演することがわかった。全話の脚本・演出を務めるのは、テレビドラマ「まほろ駅前番外地」で瑛太とタッグを組んだ大根仁監督。また、深田恭子、森田剛、山口智子ら豪華キャストの出演も発表された。
本作は「島耕作シリーズ」で知られる漫画家・弘兼憲史氏が、「週刊ヤングマガジン」(講談社刊)で連載した同名コミックを連続ドラマ化。東京都板橋区の下赤塚に事務所を構える「あかつか探偵事務所」の風変わりな探偵“ハリネズミ”こと七瀬五郎(瑛太)と仲間たちが、人情味あふれる事件や、想像を超える難事件に立ち向かっていく様を描く。
「オレンジデイズ」以来13年ぶりにTBSドラマに出演する瑛太。「起承転結がすごくはっきりしているので、見終わって非常にスッキリする」「縦軸として人間の変化が起きていく」という点を見どころに挙げ、「小さい頃、僕が『探偵物語』とか『傷だらけの天使』を見て感じたように、今の若い方たちが、このドラマを見て『かっこいいな』とか『この物語に自分も参加したい』と思ってもらえるようなものを目指したいですね」と意欲十分。再タッグを組む大根監督に信頼を寄せつつ「今回は冒頭からかなり飛ばしていこうと思っています」と意気込みを明かした。
五郎の相棒・木暮久作役に扮する森田は、瑛太との初共演について「役柄同様、良き相棒として全力でサポートしていきたいと思います」と胸中を明かし、「あかつか探偵事務所」の所長・風かほるを演じる山口は、“探偵ドラマ”から「人生の機微や、社会の枠にとらわれず立ち向かう勇気」を教えてもらったことを振り返り「スカっと爽快、かつ、ヒューマンなドラマに挑んでいきたいです」と告白。物語の鍵を握る謎の美女・四俵蘭子役の深田は、プロデューサーからの「今作で新しい深田恭子像を見せたい」という言葉を受け「ご期待にお応えできるよう、身を任せて撮影に臨んでいきたい」と語っている。
原作漫画は、連載第1回から愛読している大根監督は「7、8年前から企画を温めていました」と念願の企画だったため「毎回ジャンルが違い、同じドラマとは思えないびっくり箱のようなドラマになると思いますので、ぜひ期待していただきたいです」とアピール。原作者の弘兼氏は「25年以上前に終了した昭和の匂いの濃い作品が、大根監督によって平成の今に蘇る――大変光栄であり、かつ楽しみにしております」と期待を込め、ドラマの初回放送にあわせて「新作の『ハロー張りネズミ』を発表することにしました」とコメントを寄せている。
「ハロー張りネズミ」は、7月から毎週金曜午後10時よりTBSで放送。