溝端淳平、主演時代劇「立花登」第2弾では「平祐奈の真骨頂が味わえる」
2017年3月21日 17:00

[映画.com ニュース] 溝端淳平が主演するNHK・BSプレミアムの青春時代劇シリーズ第2弾「立花登 青春手控え2」の試写会が3月21日、東京・渋谷のNHKで行われ、溝端のほか、共演の平祐奈、宮崎美子、古谷一行が会見した。溝端は「パート2をやらせていただけるのは本当にありがたいこと」と話しながら、「ぜひパート3も!」とさらなる続編にやる気をみなぎらせていた。
2016年5月に第1弾が放送され、藤沢周平の人気小説シリーズ「獄医立花登手控え」を実写化した本作は、小伝馬町の若き牢医者・立花登(溝端)が、人間の持つ欲望、悲しみや苦しみと向き合いながら、持ち前の正義感と柔術の力で様々な事件を解決していく物語。溝端は本シリーズの魅力について「勧善懲悪の展開だけでなく、人の心を救うこと、そして他人の起こした出来事に介入する難しさ」を描いている点にあると語った。
登のいとこ・ちえを演じた平は、第1弾から続投する溝端らとの共演について「再会できて本当に嬉しかったです。撮影期間の2カ月があっという間に終わってしまって、今は少し寂しい気持ち」と告白。すると、宮崎は撮影現場では“愛されキャラ”だったという平を見て「少女から女性に成長した印象」として、「パート1とは異なる、登とちえのラブロマンスも楽しめるはずです」とアピールしていた。
一方、溝端は「登という人物は女性に関しては純朴な青年」と自身の役どころを説明し、「祐奈ちゃんがいてくれるだけで、全てが綺麗になる。彼女のピュアさに大分助けられました」と撮影を述懐。「台本上では2人の関係が進展しすぎているではないか」と疑問を抱くことがあったようだが、「裕奈ちゃんが演じるだけでキュートで可愛らしいシーンになるんです。平祐奈の真骨頂が味わえます」と褒めちぎっていた。
藤沢作品の魅力について問われた宮崎が「名もなき人々にも愛情が注がれている点」と切り返すと、藤沢作品への参加は4度目となる古谷は「今回はあえて原作は読まなかった。だから台本が届くのが楽しみで仕方なかったですね。牢医者の登が囚人たちのことを“わずらわしい”と思いながらも、彼らの願いを叶えるために奔走していくんですが、その“わずらわしい”と感じてしまう人間らしい部分に、藤沢作品の魅力があると思います」と応えていた。
「立花登 青春手控え2」は、4月7日から毎週金曜午後8時よりNHK・BSプレミアムで放送。全8回。
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