第1回「とよはし映画祭」開幕!園子温監督&松井玲奈が感激
2017年3月3日 17:47
[映画.com ニュース]園子温監督がディレクターを務める「ええじゃないか とよはし映画祭」が3月3日、愛知・穂の国とよはし芸術劇場PLATで開幕した。オープニングセレモニーには園監督、アンバサダーの松井玲奈をはじめ、プロデューサーを務める同市出身の森谷雄氏(「サムライフ」監督、「Anniversary アニバーサリー」監督/プロデュース)、オープニング作品「新宿スワンII」出演の深水元基、広瀬アリスらが出席した。
同映画祭は豊橋市でロケをした作品、愛知県出身のキャストやスタッフが関わった作品など、同所にゆかりのある映画を特集する。愛知出身の園監督は、「豊橋市にはいつもお世話になっています。去年も、新作映画で豊橋市内で銃撃戦をやった。マシンガンで撃ち合って店がぶっ壊れたり、そういう恐ろしい撮影をしました。そんなことが出来るのは、豊橋市の皆様が理解を持ってくださっているおかげだと思う」と同市との縁を語る。そして、「こうして皆さんにお会いできて、感極まります」と集まった観客に感謝を述べた。
一方、同市のふるさと大使も務める松井は、「地元である豊橋で映画祭が開催されること、とても嬉しく思っております。子どもの頃から、家でも映画館でも映画をたくさん見てきました」と明かす。「豊橋には大きな映画館、ユナイテッド・シネマ豊橋がありますが、東京に行ってびっくりしたことがあります。ユナイテッドシネマ豊橋では、指定席を買わずに、チケットがあればどこでも自由に座っていいという形だったので、東京が全席指定席であることにびっくりしました。でも、ゆるーくみんなが好きなところに座れる豊橋の映画の楽しみ方がとても素敵だと思っています。今回の映画祭でも、皆さんの楽しみたいように楽しんでいただけたらいいなと思います」と呼びかけた。
同映画祭の実行委員会会長である佐藤元英氏は「豊橋にゆかりのある映画人が活躍するようになり、映画やドラマの舞台としても豊橋が登場するようになりました。今や、映画の街と言っても過言ではないくらい、映画人の間で有名になってまいりました」と力説。豊橋市長の佐原光一氏も、「映画の街・豊橋として、一歩ずつ前進していると感じています」「映画の力をこの3日間でさらなる高みに持っていきたい」と言葉に力を込める。森谷氏は、「若い人から上の世代の人まで楽しんでもらえる作品をブッキングできたと思っている。各世代の皆さんがコミュニケーションできる映画祭になってほしい」と期待を寄せた。
「ええじゃないか とよはし映画祭」は、3月5日まで開催。