アイ・ウェイウェイが難民問題に追るドキュメンタリーを監督
2017年3月3日 14:30

[映画.com ニュース]中国の現代芸術家アイ・ウェイウェイ氏が難民問題を追ったドキュメンタリー映画「ヒューマンフロー」を監督し、発表することがわかった。
同作は、1年間にわたって撮影されたヒューマンフローはアフガニスタン、バングラデシュ、フランス、ギリシャ、ドイツ、ハンガリー、イラク、イスラエル、イタリア、ヨルダン、ケニア、レバノン、マケドニア、マレーシア、メキシコ、パキスタン、パレスチナ、セルビア、スイス、シリア、タイ、トルコで25のクルーが撮影。叙事詩的な映像で今日の世界的な難民危機の人間を映し出す。
アイ氏は「『ヒューマンフロー』は個人の旅、われわれの時代の人間性の条件を理解するための試みである。この映画は人権の価値に対する深い信念によってつくられている。この不確実性の時代に、われわれは1つなのだから、より多くの寛容さ、思いやり、相互の信頼を必要としている。そうでなければ人間性はさらに大きな危機に直面するだろう」とコメントを寄せている。これまでにアイ氏は、社会問題、政治問題ついて20本のドキュメンタリーを発表している。
中国政府を批判する作品で知られるアイ氏は、現在ベルリンを拠点に活動。昨年は、難民のライフジャケットを用いた大規模インスタレーションをウィーンやベルリンで発表し、地中海を渡ってヨーロッパへ向かう途中で命を落とした難民の惨状を訴えた。
「ヒューマンフロー」は、現在ポストプロダクション中で、今夏の公開が予定されている。
関連ニュース
映画.com注目特集をチェック
ズートピア2
【最速レビュー】「最高の続編」「2025年頑張ったご褒美みたいな映画」「メロすぎる」「全員みて」
提供:ディズニー
SNSで大炎上中
【非難殺到】「絶対に許すな」「町ごと滅べ」 些細な口論が…まさか 異常事態を総力取材
提供:ハピネットファントム・スタジオ
かっこよすぎるでしょ…
ビジュアルもアクションも友情も絆も主題歌も、すべてクリティカルヒットしました
提供:ワーナー・ブラザース映画
ワーナー・ブラザース映画ファンフェスティバル
【珠玉の傑作13本を映画館で一挙上映!】「ハリポタ」「マトリックス」「るろ剣」etc…(提供:ワーナー・ブラザース映画)