高杉真宙、映画出演が相次いだ2016年に体得した大きな財産
2017年1月2日 08:00

高杉の銀幕デビュー作は10年の「半次郎」で、12年には「カルテット!」で初主演を務めている。「これまで映画の経験が少なかったので、去年はたくさんの作品に参加できて、学ぶことが多かったです。監督によって現場が全然違ったので、本当に勉強になりましたね」と充実した面持ちで語る。
亀梨和也と土屋太鳳が初共演する「PとJK」では金髪の不良・大神平助に扮し、北海道・函館での撮影に参加した。メガホンをとった廣木隆一監督の演出から多くの学びを得たという。「本読みを玉城ティナさん、西畑大吾くんと3人でやったんです。監督のイメージと違ったみたいで、何度も見ていただきました。さらに数日後には僕だけ呼ばれて改めて本読みをしたのですが、それがすごく悔しかったんです。でも、現場に入ってすぐにOKが出ると嬉しかったですし、もっともっと頑張ろうと思わせてもらいました。あれだけ演出してくださった監督がOKとおっしゃってくれるのなら、OKなんだろうって心から信じ切ることができました」。
また、古澤健監督作「ReLIFE リライフ」(中川大志&平祐奈主演)では、派手な見た目とは裏腹に実はクラス委員長で成績もトップクラスの高校生・大神和臣に息吹を注ぎ込んだ。同年代のキャストとの現場が大きな刺激になるのはもちろん、古澤監督の立ち居振る舞いに驚かされることもあったようだ。「僕らと一緒に作ってくださる監督さんでした。寒い仙台で、雨降らしの夏のシーンの時などは、僕らと一緒に浴衣を着て濡れてくれることも……。こんな方もいらっしゃるんだなあってビックリしました」。
多くの現場を経験したことで、「映画ってひと括りに出来ないと感じることができて、戸惑いもありましたけど本当に勉強になった」と述懐する。だからこそ、「僕はもっと基礎の部分からやり直した方がいいのかなと思って、事務所にいろいろなレッスンを受けたいと初めて自分から相談しました。発声法なども、いちから習っています」と意欲をみなぎらせる。
今年は「自分ができないことをやってみたいんです」と抱負を明かす。「やった結果が、たとえぼろくそに言われて、しんどい目に遭うことがあったとしても、それによって色んな経験を知識として吸収できるような気がするんですよね。去年は色々なことを振り返った年だったので、今年は前に進んでいけたらと思っています!」
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