武井咲、初めての時代劇に手応え「自分自身も成長」

2016年11月29日 19:35


(左から)三田佳子、武井咲、福士誠治
(左から)三田佳子、武井咲、福士誠治

[映画.com ニュース]女優の武井咲が主演するNHKドラマ「忠臣蔵の恋 四十八人目の忠臣」(放送中)が佳境を迎え、11月29日、東京・渋谷の同局で武井と共演の福士誠治三田佳子が会見した。

ドラマは、のちの徳川家継の生母・月光院となる浅野家江戸屋敷の奥女中きよ(武井)と、赤穂浪士のひとりである武士・礒貝十郎左衛門との身分違いの恋の行方を全20回で描く。現在第9回までが放送されており、石丸幹二扮する大石内倉蔵助が吉良上野介義央の屋敷への討ち入りを宣言するという佳境を迎えている。

今作が初めての時代劇出演となった武井は、「きよを演じながら自分自身も成長しています。この役は私にしかできないと、自信を持って引き続き頑張っていきたい」と手応えをにじませる。今後月光院を演じるにあたり、「未知の世界ではあるのですが、きよのように感覚で生きていく女性にしかできない、男以上のことをしていく強い女性を演じたい」と抱負を語った。

武井の相手役を演じた福士は、十郎左衛門役としてはすでにクランクアップ。「共演者は同世代の男性が多くてとても刺激になる現場だった」「忠義という言葉の重みや美しさを感じました」と振り返る。役どころは明かされていないものの、今後再登場するという。きよとのシーンもあるようで、「相手役として頑張っていきたい」「きよの心を動かしていける役を演じていけたら」と、2人の新たな関係に含みを持たせていた。

きよの叔母・仙桂尼を演じた三田は、武井との共演について「遠くから、魅力的なお嬢さんが俳優になったと思って見ていたらご一緒することになって、ちょっと緊張したんですよ(笑)」と告白。「最初のときの緊張も含めて、魅力的にふっくらとつぼみを広げていって、最終回には将軍の妻であり母であるという大きな存在として花開く。(武井)そのものがこの役のすべてという感じ」と、武井の役どころと女優としての変貌ぶりを重ねてたたえていた。

NHKドラマ「忠臣蔵の恋 四十八人目の忠臣」は、NHKで毎週土曜午後6時10分放送。

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