松本人志、笑いの戦いへのこだわり「嘘でも1番を決めないと向上しない」
2016年11月28日 00:00

[映画.com ニュース] 松本人志(ダウンタウン)が、「HITOSHI MATSUMOTO Presents ドキュメンタル」が11月30日からAmazonプライム・ビデオでの独占配信を目前に控え、お笑いへの熱い思いを語った。
“密室笑わせ合いサバイバル”のキャッチコピー通り、本番組では同じ部屋に集まった個性豊かな10人の芸人が、賞金1000万円をかけて互いを笑わせながら競い合う。基本ルールは「参加費100万円は自分で用意すること」「制限時間6時間」「笑ったら負け」「レッドカードが出たら即退場」。参加者はこの激しい攻防をくぐり抜け、最後まで残った1人が賞金を手にすることができる。
「地上波のテレビでは、どうしても老若男女、皆さんに楽しんでもらわなければいけないですし、そのためにはいろんな要素を入れないといけない」と語る松本は、Amazonプライム・ビデオでの配信番組に参加したきっかけを「もっとぜい肉をそぎ落として、面白いことだけがやれる場所がないかと探していたところ、これがバシッとうまくハマった」と明かす。さらに「テレビでは、ケチャップやマヨネーズといった調味料で味付けをしなくちゃいけない部分がありますけど、この番組に関しては、お刺身のようなもの。素材だけ食べてもらって、どれだけ勝負できるのか。そういうことでいいんじゃないかと思っています」と補足した。
また、Amazonプライム・ビデオが手がける配信番組ということで、時期は未定ながら世界での配信も予定されている。「(世界の配信については)分からないですが」としつつも、「例えば『笑ってはいけない』というのは、外国の人からすると、なんとなくは分かっても、細かいニュアンスは伝わりにくい番組かもしれない。でもそれに比べると、これは言葉の壁は関係ないかなとは思う」と分析する。
今回の参加者は、宮川大輔、藤本敏史(FUJIWARA)、くっきー(野性爆弾)、ハチミツ二郎(東京ダイナマイト)、久保田和靖(とろサーモン)、斎藤司(トレンディエンジェル)、アントニー(マテンロウ)、川原克己(天竺鼠)、ジミー大西、大地洋輔(ダイノジ)の10人。「本当に個性のぶつかり合いで、ツッコミが存在しない人たちというか。一般の中では機能していないというか、ギリギリかなという人たちを集められたかなと思います」と松本も満足げだ。
松本の笑いの特徴のひとつとして、「誰が一番面白いのか?」ということに対する追求心が挙げられる。「それは小学生くらいからずっとあったと思います。クラスの中で一番面白くなりたい。学年の中で一番面白くなりたい。大阪で一番面白くなりたい。日本で一番面白くなりたいと思っていた」とたたみかけた松本は、「その思いは今でもありますね」と力強く付け加える。
しかし、それでも「お笑いってなんなんだろう」という問いかけには答えが見つからないという。「例えば天然のじいちゃんが言った一言に勝てないといったこともある。それはお笑いの複雑さなのか単純さなのか……。お笑いは何なのかという問いかけは本当に死ぬまで解決しない問題なのかもしれません」。だからこそ、「嘘でもいいから1番を決めないと向上しないんじゃないかという思いはありますね」とその思いを語った。
フォトギャラリー
関連ニュース

赤を基調としたファッション、K-POPの大ヒット曲「Bad Girl Good Girl」に込めた意図は? 「ラブ・イン・ザ・ビッグシティ」監督がポイント解説
2025年6月12日 18:00





映画.com注目特集をチェック

“ベスト主演映画”TOP5を発表!
【出演123本の中から、1位はどの作品?】そして最新作は、生きる力をくれる“集大成的一作”
提供:キノフィルムズ

ワン・バトル・アフター・アナザー
【個人的・下半期で最も観たい映画を実際に観たら…】期待ぶち抜けの異常な面白さでとんでもなかった
提供:ワーナー・ブラザース映画

96%高評価の“前代未聞の心理戦”
【スパイによる究極のスパイ狩り】目を逸らせない超一級サスペンス
提供:パルコ

映画.com編集長が推したい一本
【ただの映画ではない…】むしろ“最前列”で観るべき奇跡体験!この伝説を人生に刻め!
提供:ポニーキャニオン

酸素残量はわずか10分、生存確率0%…
【“地球で最も危険な仕事”の驚がくの実話】SNSで話題、極限状況を描いた超高評価作
提供:キノフィルムズ

めちゃくちゃ笑って、すっげぇ楽しかった超刺激作
【これ良かった】激チャラ大学生が襲いかかってきて、なぜか勝手に死んでいきます(涙)
提供:ライツキューブ

なんだこのかっこいい映画は…!?
「マトリックス」「アバター」など数々の傑作は、このシリーズがなければ生まれなかった――
提供:ディズニー

宝島
【超異例の「宝島」現象】こんなにも早く、心の底から“観てほしい”と感じた映画は初めてかもしれない。
提供:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント