ブルース・リーファン狂喜!幻の「ドラゴンへの道」日本初公開時ネガ発見
2016年11月17日 12:00

[映画.com ニュース] ブルース・リーの初監督作「最後のブルース・リー ドラゴンへの道」(1972)の日本初公開時に使用されたネガフィルムが、現像所「東映ラボ・テック」の倉庫で発見されたことがわかった。11月27日の生誕76年を目前に、世界中のファンが喜ぶ一報が届いた。
ブルース・リーの香港凱旋第3作であり、製作・監督・脚本・音楽・主演を務めた同作。75年の日本公開時は、オープニングとエンディングでマイク・レメディオスによる英語主題歌が流れる、日本限定バージョンで上映されていた。その後原版が行方不明になり、ビデオ発売やリバイバル公開でも当バージョンは使用されていなかった。
長らく“幻”とされていたオリジナル・ネガが発見されたとあって、同作のアルティメット・エディションBlue-rayを監修する映画評論家・江戸木純氏は「これは本当にすごいことです。大事件です」と興奮を隠せない様子。経緯を「私も係わった1997年のリバイバル公開や、2012年のエクストリーム・エディションBlue-ray発売時にも捜索が行われたものの発見されず、すでに廃棄されてしまったと思われていたものです。今回、東映ラボ・テックの倉庫整理に伴い、再度捜索の結果、奇跡的に本編ネガが見つかりました」「当時の予告編やTV宣伝用の抜き素材、また97年リバイバル時の予告編も同時に見つかりました」と説明した。
保存状態は「極めて良好な状態の本編映像および音声」だそうで、「これで本物の日本初公開時完全版を、再び見ることができるようになります。この日を夢見たファンは多いはずです」と言葉に力を込める。そして、「本編は東映洋画提供のロゴから主題歌がはじまり、邦題日本語タイトル、製作・監督・脚本・音楽監修・武術指導 ブルース・リーのテロップに続き、ブルース・リーが設立した『コンコルド・プロダクション』のロゴ、『ゴールデン・ハーベスト』の旧ロゴと続き、本編に入ります。これぞ40数年前に見たあの『ドラゴンへの道』です!」と歓喜の声をあげている。
今回発見された本編ネガ、予告編などは、2017年1月25日発売の「『ドラゴンへの道』アルティメット・エディションBlue-ray」に収録。詳細は、NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパンの公式HP(http://www.nbcuni.co.jp/)で告知される。
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