松田龍平、「ぼくのおじさん」完成までコメディと知らず「夢中でやったのが良かった」
2016年11月3日 16:33

[映画.com ニュース]俳優の松田龍平の主演映画「ぼくのおじさん」が11月3日、全国185スクリーンで公開。松田は共演の真木よう子、大西利空、宮藤官九郎、山下敦弘監督とともに初日舞台挨拶を東京・丸の内TOEI1で行った。
兄の家に居候しているうだつの上がらない大学の非常勤講師を演じたが、松田は「自分なりのおじさんを追求する気持ちでやりました。ぐうたらだけれど、けっこう行動力はあるんです。面白さがどこまで広がるか想像もできなかったけれど、(撮影が)始まったら妙な雰囲気になって、ちょっと面白いかも、とだんだんテンションが上がっていった」と主張。しかし、「できるまでコメディとは知らなかった。夢中でやったのが良かったのかも。大人と子どもが同じ目線で笑って見られる映画ができた」と胸を張った。
何かとおじさんの世話をやくおい役の大西は、「オーディションの何回目かで、(ロケ地)のハワイに行きたいかと聞かれて、1回も海外に行ったことがなかったので、すごく行きたいと言った」と笑顔。山下監督は、「シナリオもすべて頭に入っていたし、利空が軸、語り手になってくれたことで、大人たちが自由に遊べた」と称えた。
松田も、「しっかり映画の中心にいて、いい雰囲気をつくっていた。スタッフは皆、利空のことが気になって僕のことは一切見ていなかった。ダラダラするのが好きだけれど、ハワイでは利空がよくプールとかに誘ってくれて外に飛び出して楽しかった」としっとも交え評価。そして、ハワイ島のペア往復航空券をサプライズでプレゼント。大西は、「言葉にできませんね」と驚きと喜びが入り交じった表情を見せいていた。
(映画.com速報)