天才バレエダンサー演じたロシアの人気俳優、妻の美人監督を前に愛妻家宣言
2016年11月2日 21:02

[映画.com ニュース] 第29回東京国際映画祭コンペティション部門出品作「天才バレエダンサーの皮肉な運命」が11月2日、TOHOシネマズ六本木ヒルズで上映され、アンナ・マティソン監督と主演のセルゲイ・ベズルコフが会見した。
ロシアの名門、マリインスキー劇場の舞台監督や美術などを手掛けるマチソン監督が、90年代にキャリアを断たれた、元天才バレエダンサーの20年後の姿と、ケガにより人生の選択を迫られた様を描く。
主人公のアレクセイ・テムニコフは、元天才バレエダンサーだが、女好きの上に、ごう慢で冷淡な性格が災いし、周囲との軋轢を生んでしまうというキャラクター。ベズルコフは、「彼はハリネズミのようですが、外側にではなく、自分の内側にハリを向けています。バレエという芸術の前には、子どもや家を持つことは二の次。それが彼の哲学だったのです。狂っているけれど天才で、人生で残したかったことに成功しました」と分析する。そして、マティソン監督を「私の妻です」と紹介し、「私が大事にしているのは家庭、妻、そして4カ月になる娘です」と、映画の主人公とは異なり、一流の俳優であると同時に、よき夫であることをアピールしていた。
マティソン監督は、「ロシアの偉大の詩人プーシキンの言葉に、『天才と悪は共存するものではない』という言葉があります。天才に対する評価は、普通の人に行う評価の枠を超えてすべき」と持論を展開。劇中でマリインスキー劇場の芸術監督ワレリー・ゲルギエフが本人役で登場するが「バレエを撮るときに、本物のバレエを見せることが重要だと思いました。マリインスキーの人々に協力を仰ぎ、私も劇場関係所の仕事ぶりを知っているので(劇中のバレエに関する表現は)すべて本物です」とバレエ表現のクオリティの高さに自信を見せた。
東京国際映画祭は11月3日まで開催。
フォトギャラリー
関連ニュース
映画.com注目特集をチェック
ナイトフラワー
【衝撃の感動作】昼、母親。夜、ドラッグの売人――大切な人のためならどこまでも頑張れる。
提供:松竹
面白すぎてヤバい映画
【目が覚める超衝撃】世界中の観客が熱狂・発狂し、配給会社が争奪戦を繰り広げた“刺激作”
提供:松竹
この冬、絶対に観る映画はありますか?
【私はこれを絶対に観ますね!!】心の底から推す理由が、たんまりあります!
提供:ディズニー
人生にぶっ刺さる一本
すべての瞬間が魂に突き刺さり、打ち震えるほどの体験が待っている。
提供:ディズニー
日本で実際に起きた“衝撃事件”を映画化
【前代未聞の事件】そして鑑賞後、あなたは“幸せ”の本当の意味を知る――
提供:KDDI
なんだこの天才的な映画は!?
【物語がめちゃくちゃ面白そう――】非常識なまでの“興奮と感動”を堪能あれ
提供:ディズニー